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季語六角成分図「初冬」

俳句ポスト 第229回 2019年10月3日週の兼題。

組長の著書を参考に、季語の六角成分図を作成してみたところ、初冬は紅葉、雪、枯野などの視覚、凩や落葉の聴覚、風の冷たさなどの触覚のイメージを内包していました。ただし、五感は実際にあるわけではなく、連想力からもたらされるもので、具体的な映像を足す必要があります。その場合、季重なりになりやすくて悩ましいです。例句を見ていても季重なりの句がかなり多く、やや許容範囲が広いのかなと考え敢えて季重なりに挑戦してみました。
また、「冬浅し」や「立冬」との違いも悩ましいところで、時間的幅を持つこと、秋の名残が意識されること、「初」の喜ばしいイメージがあること、辺りが鍵なのかな~と思いつつ、やっぱりうまく整理できていません。


季語六角成分図に関する注意事項


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