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『メダリスト』を読んだら『ガラスの仮面』を思い出したという話
角川文庫キャラクター小説大賞まで、あと78日。
なんですが、なぜか『メダリスト』をおそらく最新刊というか最新話まで読んでしまいました。
夜遅くから読み始めて朝方まで一気読み。部屋が寒いことも、足先が凍りついいていることにも気づかず夢中で読み漁ってました。まあ、リンクにいると思えば臨場感も感じられてむしろ楽しかったよね(??)
一言でいうと、『ガラスの仮面』を読んだような気持ちになりました。ほかにも言いたいことたくさんあるけど、実際に読んでもらったほうが早いというか確実なので、あえて何も言う必要がない。読めばわかる。だから読んでほしい。読んでよかった。
『ガラスの仮面』の話に戻りますと、あの1話が本当に本当にすごくてですね。「主人公が演技の天才」という設定があるなら、普通は1話目でその演技力の高さみたいなのを前面に押し出してくる構成にするじゃないですか。クライマックスでお芝居とかするじゃないですか、普通に考えたら。
でも、違うんですよ。伝えるのは、主人公の演技というものに対する恐ろしいまでの執着なんですよ。それを見せつけることによって「この主人公ならきっとどんなことがあっても乗り越えてくれる」という期待、「この主人公ならきっとものすごい演技を見せてくれる」という信頼を強烈に読者に与える。そして実際、本編はそのとおりになりました。
主人公の狂気。そして、ライバル。私が『メダリスト』に『ガラスの仮面』との類似性を見出したのは、このあたりです。
ライバルって、ただ競い合う相手のことを指す言葉じゃないと思っていて。そこにはお互いに対する絶対の信頼と、相手のことを自分以上に知り尽くしているという自負と、だからこそ大好きで、だからこそ大嫌いで、だからこそ死んでも勝ちたいっていう、これも一種の狂気のような感情が発生する関係のことを言うんじゃないかと。言ってほしいなと個人的には思ってます。
ここまでネタバレなしかな?してないよね?大丈夫だよね?
何が言いたいのかよくわからなくなってきたんですが、要は「読んで!!!どっちも!!!」ってことです。どちらの作品も読んだら私の言ってることわかるから!!後悔なんて絶対しないから!!!
ということで、ホントに『メダリスト』の話しかしませんでしたが、今回はこの辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さんも楽しい創作ライフをお過ごしください!
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