碧梧桐探訪舎のマスコットキャラクター・ゆきんこ立体化計画
記:いけだ
ゆきんこ立体化計画
私が勝手に描いて勝手にマスコットキャラクターと言っている、ゆきんこの立体物を作ろうのコーナーです。
ゆきんことは、碧梧桐が雪合羽を着ている写真があるのですが、それをデフォルメ化したキャラクターです。
碧梧桐の雪合羽姿はコチラ👇
出典は「国立国会図書館 近代日本人の肖像」の碧梧桐のページです。
https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/6393/
それをデフォルメしたのがコチラ👇
碧梧桐有識者に見せると、あの写真のだね、と一発でわかってくれるので、特徴は捉えられている、はず……。
これの立体物を妙に作りたくなってしまったので、作ります。
いまどき、あらゆる立体物が作れます。
例えばアクリルスタンド。アクリルに印刷して切り取ったもので、印刷会社さんに頼んで簡単に作れます。
例えばぬいぐるみ。X(Twitter)を見ていると、なんでもぬいぐるみ化するのが流行っているのか、よく見かけます。更に最近は、”自分で作る”のもよく見かけます。スゴイ。作り方の本も沢山出ています。
色々な立体物を思い浮かべて、ゆきんこにしっくりきたのが、陶器です。
適度な重みと、民芸品な感じ!そして土も、探せばご当地のもので作れるのでは。旅人碧梧桐にピッタリ!
ということで、陶器で作ることに決定。
検索してみると、「オーブン陶土」というものがあるとわかりました。
土で形を作ったあと、オーブンで熱して固められる材質のようです。お手軽陶芸体験だ〜
まずは手始めに、オーブン陶土でゆきんこを作ってみます!
形を作る
オーブン陶土はコチラを使用しました。
出来上がりが白くなる土です。
Amazonで注文して、数日で到着。
袋の上から触るとよくある粘土の硬さですが、袋から出して直に触ると、白い粉が手に付く!洗えばすぐ落ちますが、粉が付着しやすいです。粘土より粉が大きいのでしょうか。
手のひらサイズ……卵くらいがいいなーと思っていたので、型を作成。
印刷して切って手のひらに乗っけてサイズ確認、確か右から2番目の大きさで製作。
あとは粘土の要領で、形をそれぞれ作ってくっつけていきます。
水をつけるとくっつきやすくなるので、水を浸しながらモチモチと製作。
模様とおヒゲは最後の色塗りの時に行うとして、形ができました。
ぽってりしていてかわいい。
この調子で、量産します。
1日中陶土をこね続け、届いた陶土で8体のゆきんこを作ることができました。
ここで、おやすみタイム。
水を多量に使ってしまったので、乾燥させなければなりません。(熱する前に乾燥させないと割れてしまうそうです)
小さいものだったら一日置いとくだけで良さそうですが、体積のあるものが出来上がってしまったので、説明書きにある通り「1週間〜10日」風通しのいいところに置いて、乾燥です。
オーブンにイン!
さて9日経ちました。
そろそろいいでしょうということで、1匹目のゆきんこをオーブンにイン!
焼き上がりました。
冷めてから取り出したのが上の画像。
土の塊だったのが、カチコチになりました!
ねこにチョイチョイされて倒れましたが、割れることもありません。
どんな画材で塗ってもOKとのことだったので、幼稚園の時に使っていた水彩絵具を持ち出して塗ってみます。
おお、それっぽい
立体化、できました。
色と模様がつくと急に愛着が湧きます。かわいい。
他のも焼いて色付けしてみます。
2度目に熱する時に、1匹の足が取れたり、1匹落として粉砕したりなどハプニングはありましたが、おおむね成功です。
ゆきんこ立体化ができました〜!
かなり満足がいく出来で、作るのも楽しかったです。
そして、違う土も使ってみたい野望も。瀬戸モノはオーブンで焼ける土を販売しているみたいです。他の地域でもないかな〜。
数が作れたら販売もしようかな?と思っています。
あなたのお宅に1匹、ゆきんこいかがでしょうか。
お部屋に置いてもいいですし、旅先に連れて行くと喜びます。
追記:ゆきんこラインナップ
完成した分の色塗り&撮影をしました!