碧梧桐俳句しおり完成しました
碧梧桐俳句しおり発売開始しました!👏
(企画担当:いけだ)
発案が5月とかだったと思うので、5ヶ月越しに形にできました。
今回のグッズは、人を巻き込んで作りたいという思いがありました。
参加型企画!
参加することで、碧梧桐や碧梧桐作品に触れる機会ができます。碧梧桐を知っている人も知らない人も、しおりのデザインを作った後は、「碧梧桐をちょっと知ってるぞ なんせ俳句の絵を描いたからな」という気持ちになったのではないでしょうか。俳句の絵を描く機会なんてそうそう無いですからね……
そしてその「ちょっと知ってるぞ」の気持ちになったのは、自分で碧梧桐の俳句を選んで、その俳句のことをイメージしてイラストをつくりあげる。その人は、碧梧桐の俳句、いいなあ!と思ってその俳句を選んだはずで、イラストもその俳句を想って出来上がっています。知らず知らずのうちに碧梧桐や俳句のことを考える時間ができて、「ちょっと知ってるぞ」の人口が、増える!
碧梧桐探訪舎の理念の一つ(今考えた)、碧梧桐を知ってる人口を増やす、0を1にするの達成です🙌
そして、十人十色、21人21色の俳句の解釈といいますか、この方にはこういうふうに見えているんだな〜と思いながらこのしおりを眺めるのが楽しいです。まるで碧梧桐俳句展覧会、デジタルイラストから色んな画材を使ったアナログイラストまで、さまざまな絵柄の碧梧桐俳句絵……!
これを見たかったんです🫵
あと、皆様に制作いただいた俳句デザインはしおりの下部に配していますが、そのデザインの後ろの背景は私が担当しています。(一つだけしおり全面にデザインを置いたものもあります)
俳句やデザインのイメージから、しおりに馴染むように作ったつもりです。
俳句のフォントも、俳句のイメージから一つ一つ変えました。
タッセルの色も何種類かありましたので、デザインに合うように決めました。
しおりは結構分厚い用紙に、かなり綺麗な印刷、大きめのタッセルもついて上品な感じ。
欲張ってタッセルも付けちゃったもんですから印刷費が少しかかり、しおりにしてはちょっとお高いかもですが、皆さんにご用意いただいたイラストたち、この素敵な作品はしっかり素敵に作らなければ!と頑張りました。
通販はランダムセットをご用意しています。
何が届くかわからない!あまり知らない碧梧桐の俳句と出会えるかもしれません。
読書のお供に碧梧桐俳句しおり、いかがでしょうか?
3枚ランダムセット ¥550
7枚ランダムセット ¥1,200
21枚全種類セット ¥3,200
おまけ
ちなみに、私が担当したデザインもあります。
せっかくなので描いた経緯?など長々と思いを書いてみます
私も描くか〜と全句集をペラペラめくっていたとき、なんてきれいな俳句なんだ!と手がとまり、これに決めました。
実は梨の花を現実では見たことないのですが、高浜虚子の『斑鳩物語』の序盤で梨の花の描写が出てきた時に調べ、なんてかわいいお花なんだ…!と思って以来、ちょっと気になる存在です。りんごとかみかんとかの果物のお花って、白くて素朴な感じがしてとても好きです。
その気になる存在・梨の花が咲いている梨畑。畑ですからたくさん梨の木があるんでしょうね、甘い香りもほんのり香ってくるようです(香り知らないのに…)
その花の咲く梨畑を、「静かに暮すやうに」と表現しているのがすごく好きで!ここ好きなことをうまく日本語にできなくて歯痒いのですが……
梨の花の白って、多分純白ではないと思うんですね。例えば白薔薇とかは高貴な感じの純白と表現し得る白。梨の花は、親しみやすい白(見たことないのに…)白って200色あんねんの話になってきている この親しみやすさと「暮す」が非常にマッチしているといいますか
で、この「静かに暮すやうに」が、個人的には”長閑な4〜5月の春の少し森のようなところにある家”、がイメージされたんですね そのイメージが、これくらいの緑色でした。明るいけど、静かな緑。(背景色調整できたのは私の特権でしたが……)
長文になってしまいましたが、この俳句、良過ぎる……という気持ちで描きました。
ご参加の皆様も、よかったらどうしてこの俳句を選んだか&どんなイメージでデザインを作ったか、教えていただけると嬉しいです!
お手に取っていただいただ方は、この俳句のデザインがどんなイメージで描かれたのか、想像すると楽しいかもしれません。