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「遠くまで」

私はB’zが大好きで、私の半分を占めていると言っていいほどです。(笑)
楽しい時、うれしい時、悲しい時、辛い時、いつもB’zの音楽が私の側にあり、助けられてきました。
7歳下の弟も大ファンで、ライブにはいつも2人で行っていました。
留学先の韓国からも一時帰国してライブに参加したり、弟も海外生活をしているのでライブの度に帰国しているほどです。

去年の夏は弟が帰国できなかったので、私1人でライブに行って来ました。
その時、「来年9月は久しぶりに大きなスタジアムライブがあるから楽しみ!!弟も帰ってくるし!」とワクワクしていました。
まさか、その年末から乳がんの治療をしているなんて思いもしませんでした。
毎年行けると思ってた・・・
何の疑いもなく行けると思ってた・・・
いつもライブで稲葉さんが言っていました。
「ここに集まったのは奇跡です!また会いましょう!」と。
9月・・・手術が終わってるのか、まだ化学療法中なのか全く予想がつきません。

弟は「帰国の飛行機は予約したで。とりあえずチケットは取っとこう!」と言ってくれたので、チケットだけは申し込みました。
でもいつものようなワクワクする感じはありません。行かれへんかもという気持ちの方が強いからです。

実は、先日2コース目最後のパクリタキセルを投与予定でしたが、好中球が下がっていたことと、薬疹が出てしまい、投与は来週に延期になってしまいました。
職場復帰までは順調でしたが早くも足止め。
何事もすんなりは行かないものです。

そんな中、稲葉さんがソロツアーをやっていて配信ライブを弟がプレゼントしてくれたので、家でしょんぼり観ていました。
よかった!!すごくよかった!
ずっと忘れていたこの感覚!
目が覚めた思いでした。
特に『遠くまで』という曲を聴いた時、こんな素晴らしい曲やったんやと感動と共に号泣しました。
特に歌詞が深くて、稲葉さんが今の私に歌ってくれているようでした。(みんなに歌ってるんやで)
みなさんももし興味があったらぜひ聴いてみてください!

ライブに行きたい!!生きたい!!
治療をがんばって、9月のB’zのライブに弟と一緒に行きたい!!
そう思いました。
何をしていても頭の片隅には「乳がん」が離れず、心から笑えない毎日です。
後ろと下ばかりを向いている私に「胸を張って、顔をあげて!」と少し前を向かせてくれた気がしました。
私も遠くまで歩いて行けるかな・・・

B’zのお二人へ。
あなた方はあなた方の素晴らしい音楽で1人の命を救い、前に進める手助けをしました。表彰状をお渡ししたいのでぜひご連絡ください!

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