「なんと、乳腺クリニックで働くことになった！」
表題のとおり、なんと乳腺専門のクリニックで働くことになった。
この急な展開に自分でもびっくり、いまだに信じられず実感の湧かない毎日を送っている。
無職生活も散々楽しんで飽きた7月頃から、単発の派遣でデイサービスにアルバイトに時々行っていた。
ありがたいことに、施設長さんに「仕事を探しているならぜひうちに来てください。」と言ってもらえて少し揺れた。
時間も日数も割とフレキシブルだったので、これなら通院しながら勤務できるかなと思ったけれど、やはりもう少し医療に関わりたいなと思い、そのアルバイトも10月で終わってしまった。
他にもデイサービスと高齢者施設の単発バイトに行ってみたけどやはり同じ。
私がしたい仕事とは少し違う。
そんな時、あまりにも暇だったので、ちょっと遠方にあるクリニックに午前中だけ単発バイトに行ってみた。
派遣会社からは、「ここの先生はちょっと難しくて・・・Hejinさん、採血とか注射は大丈夫ですか？」と聞かれ、なに言うてんねん、採血・注射めっちゃ得意！
どちらかと言えば高齢者対応が苦手。
先方に確認してもらって結局行くことになった。
いざ行ってみると、先生もスタッフもとてもあっさりしていい人ばかり。
仕事も問題なく終了して、いや、むしろものすごくクリニックの仕事が楽しかった！
私は今まで、クリニック勤務の経験はなかったけれど、こんなに自分がクリニックの仕事が合うなんて思いもしなかった。
ひたすら、医師の介助、処置、採血、注射。
患者さんはみんな自分で歩いて来られるし、診察が終われば「ありがとうございました」と言って帰られる。
病棟と違って、診察時間が終われば終了だし、メリハリがあって良い。
おっと、クリニック勤務意外といいな！
じゃあ！じゃあじゃあ、どうせなら乳腺専門のクリニックで働きたいな！
看護師生活はや30年超え。
初めてこれがやりたい！ってことが見つかった！
それからは、クリニックにも間口を広げて仕事を探してみた。
でもなかなか、診察日に休みのところがなかったり、パート勤務で社会保険がなかったり、これといった求人がなかった。
リンパ浮腫にもなりかけてるし、今年は諦めるか・・・
と思った矢先、乳腺クリニックの求人を見つけた。
でも、診察日が休みではなかったので迷っていると、おもろい担当のおっちゃんが
『そんなん決まってから考えたらいいねん。受けとけ〜！』
と、ど〜んと背中を押されて応募したらあれよあれよという間に採用になってしまった。
もちろん面接で、乳がんの治療をしたこと、トリプルネガティブであることもお話しした。
でも、その経験を活かして看護がしたいと熱弁したのが良かったのか？！
それでも採用になった。
さて、そこで一つ問題が発生した、いやしかけた。
クリニックの休診日が、私の診察日と合わないのだ。
診察日に呼吸器内科の先生に、「仕事が決まったんですよ・・」と言ってみた。
「いや、まだ仕事は早いですよ。」と言われるかと思いきや、
『おめでと〜！！よかったですね！素晴らしい！！』とクラークさんまで拍手で喜んでくれた。
うれしい〜〜！
こんなに喜んでもらえるなんて・・・
「でも一つ問題があって、クリニックの休診日が診察日と合わないんですよ・・・。」と相談すると、
「じゃあ、その日の先生に交渉してひと枠空けてもらって僕が診察入ります。できるだけ最後まで僕が診たいから。」と言ってくださって、診察日の変更をしてもらえることになった。
おお！神よ！
こんな展開になるなんて！
神やないな、●●先生、ありがとう〜〜！
診察日問題、一件落着。
今まで、30年以上看護師をやって来たけれど、生活のためだけに働いてきてやりがいも何も感じることがなかった。
でも、自分が乳がんの治療を経験して初めて、同じ疾患の人の力になりたいと思うようになった途端、次の仕事がやって来た。
どんな職場かは勤務してみないとわからないけれど、がん治療を経験した私（しかも50代）を採用してくれた次の職場には感謝しかない。
そして、診察日を変更してまで診てくれる呼吸器内科の先生にも感謝！
大きく背中を押してくれた、担当のおもろいおっちゃんにも感謝！
クリニックで働く楽しさを教えてくれた、バイト先の先生にも感謝！
ということで、乳がん治療経験者の私が、今度は乳腺疾患の患者さんの看護をすることになりました。
周りの人に支えてもらいながら、背中を押してもらいながら、どこまで頑張れるかわからないけれど、楽しくやりがいをもって勤務できればいいなと思います。
みなさん、本当にありがとう！
やっぱり彼はラッキーチャームだ🍀
リンパ浮腫ほぼ消失、体調安定でビールも進む🍻