プチ推しシリーズ① 転生・チート・ティルダ・スウィントン
前説
この間、創作界隈でご活躍の、リアルで接点が全くない方にお目にかかった(勇気を振り絞り、会いに行った)。
すごいお仕事のすごいエネルギッシュな眩しすぎる、何事も深く掘り下げるパワフルなお方。
その時に私、思わず、
「自分は推しとか沼るレベルで何かにハマったコトないんです(涙)」的な話をしまして。
確かに「すごいオタク」だったことはないけど――
自分にも好きなモノや人は、それなりにいるなぁと考え直しました。そんな「プチ推し」を語ってみるシリーズ。
好き女優
ティルダ・スウィントンが好きで、ずっと観てる。
生まれ変われるならティルダ……って思うけど。
物語での転移転生って、なんか前世的な記憶やら知性やら経験が「生まれ変わった先」で役立つというか。
それでチートできるっていうか、それが転移転生する意義なんだと推察されるんだが。
何をどう比べるまでもなく、ティルダはもはや、最高最強の知性の持ち主なので(ちな、生まれもノーブル)、自分が中に入っても、何一つチートできるどころか、現ティルダの生きる世界に全くついて行けず、どれほどの苦労をするのか、もう怖すぎて想像もできない。
ちょっと、憧れる人レベルが尋常でなさすぎた……。
ティルダのかっちょええところ
・どんなスナップ写真でも、完璧に美しい。
へぼショットなど、ほぼない。
奇跡の一枚すらろくにない通常人とは住む宇宙が違う。
・性別がない。
もはやとうに還暦とかのはずなのに、男にも女にもなれる、かつ美しい。
なのに子供いるし。
・身長高っ!
役作りで10キロ20キロ太ろうがどうしようが、この身長だとほぼ誤差。
え? ムクみ? ちょい今日浮腫んでます?くらいなレベル。
・賢い。賢すぎる。(学歴も何もかも)
・何色の髪も似合いすぎる。
えーっと、すいません。人間には「パーソナルカラー」つうモンがあると
聞きましたが?
ブルベとかイエベとか。
なんでそんななんでも似合うの? あ、やっぱ人間じゃないのか。
ティルダのやった好きな役
ノーブル芸術系からmarvel的なモノ、ジュブナイルほか、なんでもでちゃうけど。
バリバリアート系はホント、カッコいい。けど、やはりコレだわ。
ガブリエル(『コンスタンティン』2005 フランシス・ローレンス)
「コンスタンティン」はいわゆる「アメコミ」ものの映像化ですが、いい感じの娯楽作品に仕上がってます(ってか、もうキャスティングが豪華すぎる)。
ティルダの人間じゃないレベルのカッコよさは、そもそも役柄が「人外」ぐらいじゃなきゃ、その凄さ、表現できないよね。
ガブリエルは、この映画では大天使ではなくて、天界側のハーブブリード(半天使)です。
紺のピンストライプスリーピーススーツ(男装)がクソ似合う!似合いすぎる。もう金輪際このスーツはティルダしか着ちゃダメと思う。
ちなみに、私の大好きな俳優のひとりであるキアヌ・リーヴス。
彼が演じる最も好きな役が、この映画の「ジョン・コンスタンティン」
このキアヌがもう、たまらんっす、ass hole!
ティルダ主演で好きな作品
「ヒューマン・ボイス」(2022 ペドロ・アルモドバル)
いやいや、他にも、たっくさんあります。が。
だいすこなアルモドバルの作品で、かつ、ほぼティルダのひとり芝居。
あまりにも舞台演劇的な、でも紛れもなく「映画」。全然違うけど一連のベルイマン作品もそうだなあって思う。こういうのが好きなんです。
ただただ、ティルダが神すぎる。
原作が、ジャン・コクトー「人間の声」。戯曲ですね。もちろん未読なので、映画を見た後で読んでみました。うーん、コクトー。