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手塚治虫先生に学ぶ!(日本のアニメ作り)
コピペして画像を加工する方法を覚えたヘイヨーさん。次なる段階に入ります。
たとえば、このようなイラストを描いたとして…
![](https://assets.st-note.com/img/1638949851521-gmTFAGYCsW.jpg?width=1200)
両手を消して、こういう絵を作ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1638950178626-TL5ZY8F3pQ.jpg?width=1200)
このキャラをいっぱい貼りつけて、木に隠れている部分を消してやれば…
![](https://assets.st-note.com/img/1638950264722-wmepB3AOne.jpg?width=1200)
あ~ら不思議!木からサルの集団が顔を出しているようなイラストが完成!
さらに、両手を切り貼りして、「手を上げているサル」のイラストを作っておいて…
![](https://assets.st-note.com/img/1638950586059-GiFSomPEQi.jpg?width=1200)
いっぱい貼りつければ…
![](https://assets.st-note.com/img/1638950671925-6J1xqWu0y3.jpg?width=1200)
こうなります!
応用を利かせてやれば…
![](https://assets.st-note.com/img/1638950727242-FPEQIrtulz.jpg?width=1200)
こんなコトも!
ちなみに、この時に考えていたのは手塚治虫先生のアニメ作りの手法でした。
日本のアニメ黎明期に、手塚治虫先生が「鉄腕アトム」を作っていた時、あまりにも作業量が膨大になったため、制作が間に合わなくなっちゃたんですね。
そこで手塚先生どうしたか?
同じ絵を使ったんです!
「アトムが地上からジェット噴射で飛び立つアニメーション」を作っておいて、背景だけ変えて使いまわした!
最初に「街でアトムが飛び立つアニメ」を作ったとしたら、背景を森に差し替えるだけで「森から飛び立つアニメ」に変えるコトができます。
空を飛んでるシーンも、人が会話してるシーンも、みんなこの技術が応用できます。
意外と視聴者は気づかないんですよ。よしんば気づいたとしてもいいんですよ。「制作が間に合わず放送できない」のに比べたら、「多少クオリティが下がったとしても完成させる」方が100倍マシなんです!
このテクニックのコトを「バンク」と呼びます。銀行(バンク)にお金を預けるがごとく、作った画像や映像を保存しておいて使いまわす技術!
現代でも「ロボットの合体シーン」や「魔法少女の変身シーン」などで利用されています。
海外のアニメ作りが「全てのカットを新規に作っていた」のに対し、日本のアニメ作りでは「バンクを多用した」んです。だから、短期間で安価に量産することができた。ひいては、多種多様なジャンルの作品を生み出した!
「バンクが日本のアニメを支えた」と言っても過言ではない!
そこで、ヘイヨーさんもバンクを多用して、効率的に絵本を制作していくコトに決めました。
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![ヘイヨー](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/20945689/profile_09a5c91060090fe194fa71f068dc4985.jpg?width=600&crop=1:1,smart)