スイカ学会の躍進(「2121 ~100年後の未来~」 第32話)
メララ(現在のスイーカ嬢)は、イラ立っていました。
ライバルである「大モモ教」や「カボチャ教団」は新しい施策を行ったり、優秀なメンバーを加えたりして、どんどん信者を増やしているのに対して、メララの束ねる「スイカ学会」は相変わらず地味な活動に従事していたからです。
メララは人差し指をかみながら悔しがりました。
「このままでは、我がスイカ学会だけおくれを取ってしまう!どうにかしなければ!」
弟のスイカ太郎は、海に行ったりプールに出かけたりで遊んでばかり。なんの役にも立ちません。
そこで、大量の資金を投じ、学会で魔術の研究を始めさせます。さらに世界中から優秀な魔術師を集めさせました。
それに加えて「誰か、私の傍らにいてサポートしてくれる人が欲しい…」と、メララは望みます。
白羽の矢が立てられたのは、あの安倍万兵衛でした。
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