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政府の食料配給制度(「2121 ~100年後の未来~」 第3話)
2121年の日本では、政府による食糧配給が行われています。
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「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」という憲法の条文に則って、「食べる物」と「住む所」だけは保障されているのです。
その代わり、ほんとに最低限度なので、もっとおいしい物が食べたかったり贅沢がしたいなら、働かなければなりません。
この時代、学校はまだ存在しています。
ただし、100年前に起きたゾンビウイルスによる世界的大流行により、社会システムは大きく変わりました。なので、自宅で勉強したり働く人も増えています。
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学校に通っている生徒は半分くらいで、残り半分は家でリモート学習です。
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桃香様「う~ん、おいしい!」
クラスメイトA「桃香様って変わってるわね。学校の給食をおいしく食べられるだなんて」
クラスメイトB「ほんと、ほんと!家では自然の食材をふんだんに使った豪華な食事が食べられるんでしょう?なのに、こんな合成食品が好きだなんて…」
桃香様「ア~ラ、そんなことないわよ。どっちも別の良さがあるもの。たとえるなら『野球とサッカーどっちも楽しい!』みたいな。いえ、かくれんぼと野球くらい違いかしら?」
政府の配給制度によって、給食も無料で食べられます。もちろん、給食費なんて誰も払っていません。それどころか、この時代では学校の無償化も実現し、みんな無料で勉強してるのです。
学校に通っていない人たちは、街のいたるところにある「政府公認の食堂」で食事をすることができます。
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みんな、このようなカードを持っていて、1日に3回まで無料で食堂を利用できます。このカードの中にあらゆる情報が入っていて、様々なサービスを受けることができるのです。現代のスマホみたいなものですね。
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