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ゼロ戦のごとく!(現代のアニメやゲーム制作システムに対抗して)
実は…
今回の「進化の歴史」という企画は、現代のアニメ制作やゲーム制作のシステムに対抗したモノにもなっています。
現代のアニメやゲーム制作システムをご存知でしょうか?
基本的に「大人数」で制作してるんです。数十人から100人以上。ものによっては、数百人の人が関わっている作品まであります。
このやり方って「規模の大きな作品が作れる」とか「映像のクオリティを上げられる」などの利点がある一方で、欠点も数多く存在しています。
たとえば、「予算が多くかかってしまう」「制作期間が長くなる」「無駄な作業が増えて、効率が悪くなってしまう」などなど。
特に効率に関しては、ヘイヨーさんからすると、物凄く無駄が多いように見えるんです。
1クール(12~13話)のアニメ1本作るのに、大体2億円くらい必要で、企画段階から考えると3年程度かかるそうです。ゲームも似たようなものです。
そこで、ヘイヨーさんは考えました。
「1度、昔のアニメやゲームの制作システムに戻して、最小単位で作れないだろうか?」と。
「進化の歴史」という作品は、絵本としては完成作品です。けれども、同時にアニメやゲームの企画書にもなっていて。そういう意味では、未完成なんです。
しかも、ただの企画書ではなくて、「システムとパッケージ」になってるんです。おおまかな骨格部分は既に完成しています。あとは、人数を増やして規模やクオリティを上げていくだけ。
このシステムを使えば、効率よくアニメやゲームを作っていけるはず。
このシステムの基本設計思想は「ゼロ戦」
かつて、第二次世界大戦で世界を驚愕させた「零式艦上戦闘機」
誰よりも軽く!誰よりも速く!
最速のスピードを手に入れる!
その為に削れる部分は全て削りました。
「最少人数!最短期間!最低予算!」をスローガンに掲げ、毎日必死になって作り続けたのです。
現代のアニメやゲームの制作システムは、燃費の悪い自動車みたいなモノ。
確かに技術的なクオリティは上がってはいるのだけど、代わりにどんどん非効率的になっていっています。
それに…
「読者は技術に慣れる。よくも悪くも」
どんなに凄い技術も、逆にたいしたことのない技術でも、読んでいる内に読者は慣れていってしまうのです。
今回、そこをうまく利用しました。
「最速のスピード」を手に入れるために、クオリティを落としたんです。落としたとはいっても「一旦」です。一旦、クオリティを下げておいて、ゆとりができてきてから再び上げてやる。
これがプロにはできない!この発想がプロでは出てこない!
なぜかというと「お金をもらって契約しているから」です。だから最初から最後まで全てハイクオリティで作らざるを得ない!
1円のお金も受け取ってないし、自分の自由に好き勝手に作れたアマチュアだからこそできた発想!
まるで、旧約聖書に登場する「ダビデと巨人ゴリアテ」のごとく。「恐竜とネズミ」のように。
大きい方が勝つとは限らないんです。奇策を用いたり、環境に応じて適応した者の方が勝利し、生き残る!
そういうコトってあるんですよ。
そして、もし、その二者が協力したら?
そしたら、もっと凄いコトができると思いません?
「最速のスピード」「最効率化」その上で「規模も大きく」「クオリティの高い作品」が作れるのでは?
そういう思いを込めて、この作品を作り上げたのでした。
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