キリストのエルサレムでの2つの奇蹟 聖書の旧約と新約①
シャローム!
ホーリーランドツーリストセンターの平和です!
今回は聖書の旧約と新約シリーズです!
福音書に記されているエルサレム城壁内での2つのみの奇蹟
イエス・キリストの様々な奇蹟が聖書に記されていますが、福音書の中でキリストがエルサレムの城壁内で行った軌跡は2つのみ記されています。
ベテスタ
シロアム
ガリラヤ湖周辺では数多くの奇蹟が記されているにも関わらず、
なぜ福音書の著者達はエルサレムの城壁内での奇蹟を2つのみ書き残したのでしょうか?
2つの奇蹟に注目してみる
1つ目の奇蹟
イエス・キリストは足の不自由な男を、ベテスダの池で治された。
2つ目の奇蹟
イエス・キリストは目の見えない男をシロアムの池で癒された。
足の不自由な者と目の見えない者
ヘブライ語(旧約)聖書でピンと来る箇所があります。
それはダビデがエルサレムを攻略する時に起きる出来事です。
ダビデのエルサレム攻略
ダビデがエルサレムを攻略する時にエブス人はこのように言いました。
そのことにも関わらずダビデたちはエルサレムを攻略します。
上記の箇所にもあるように、ダビデたちによって足の不自由な者と目の見えない者が王宮(神殿)に入ることができないようになってしまいました。
ダビデの町のトンネル
この水汲みの地下道システムの一部を現在のエルサレムのダビデの町で歩くことができます。
カナン人時代からの水汲みの地下道が残っており、
また後にヒゼキヤによって作られた水道のトンネルもあります。
神殿に入れない足の不自由な者・目の見えない者
このダビデの足の不自由な者と目の見えない者に対する呪いはイエス・キリスト時代にも残っていました。
神殿に入れないということは
罪の許しがない汚れた者として
社会から見下されていたとことでしょう。
実際にイエス・キリストがこの2つの奇蹟を行なった後、
足の不自由な者
目の見えない者
それぞれが宮(神殿)に入る様子とパリサイ人(律法の先生)に連れて行かれるということが記述されています。
最後に
目の見えなかった人はその後パリサイ人に連れて行かれて、口論の末、会堂から追い出されてしまいます。(ヨハネの福音書9章13-34)
その目の見えなかった人が会堂から追い出された(再び社会的地位を無くした)後にキリストが彼の前に現れる場面を私は大好きです。(ヨハネの福音書9章35-41)
また、ダビデの時代から続いていたとされるこの足の不自由な者と目の見えない者に対する呪いを打ち消すようにピンポイントでエルサレムにおいて2つのみの奇蹟を起こしていることに心打たれます。
ぜひこの聖書箇所を読んでみてキリストの愛を感じてみてください。