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無接続期記(12/12&12/13)

12/12 土  GO!GO!思夢樂


母方祖母のお世話のあと、思夢樂でお買物。

外来語を中国語(ここでいう中国語は全て北京語を指します)で表すとき、大きく2つに分かれる。

1つめは、原語の響きに合った漢字を当てはめる「当て字」パターン。漢字自体に意味はなし。今回の「思夢樂(sī mèng lè)」はまさにこっち。

2つめは、原語の意味に合った漢字を当てはめる「がんばって漢字に変換」パターン。響きは原語のそれと全く違うものになるけど、漢字の意味は同じ。今回のでいうなら「島村(dǎo cūn)」かと。


そう、中国語での「思夢樂」は「しまむら」のことなのである。


しまむら、昔からだいすき。下手したらファストファッション店の中で一番すき。埼玉出身ヘビ年O型水瓶座の女なので。

この日はオヒスガジュマル??、用に白いブラウスとシャツだけ買うつもりが、フリース地の家用ズボンやイヤリング2種や2枚組パックのコットンインナーやらもつい手にとってしまい、、、、、、それでも総額5千円程度で!済んだ。

年齢に併せてこういう買物法を卒業しなきゃな、という気持ちがないわけでもないが、どうしても質より量に喜びを感じてしまう。

国産本マグロの鉄火丼よりも、どこのなにか判らない魚や魚介が沢山乗った海鮮丼のほうがおトク!楽しい!みたいな感覚。

それにバカ安値段にしては造りや縫製がどれもしっかりしているし(全体に生地は残念めだけど、ごくまれにめちゃくちゃ良いヤツもある)、

何よりも品揃えに方向性がなく雑多なぶん、着用しても“しまむら感”が出なくて、そこがいい。

わたしとしてはどちらかというと「ファストファッション店」より「古着屋」に近い立ち位置かな、と思っている。


統一性のない品揃えの中から自分だけのためにお誂えられたかのような一点を探すところ、

ブランドコンセプトに飲まれず(そもそもハナからそんなもの存在していないので😂)最初から“自分感”で着られるところ。など。

かと思えば、白シャツや黒パンプスやストッキングのような基礎服飾品も手に入れられるのがまた好い。


ここまで書いていてまた行きたくなってきた〜〜思夢樂。響きだけでなく意味もぴったりだよね、思夢樂。








12/13 日  「KANO」を観る


日本統治時代の台湾にて、かつて野球名門校の監督だった日本人が、台湾人チームを甲子園の決勝まで導いた実話、をベースにした話。

わたしは日本が台湾を統治したことについて一貫して否定的で、そもそも「統治」なんてきれいな言葉のすり替えしてんじゃねえよ要は「植民地支配」だろとさえ思っているし、

台湾の老人の多くが日本語を喋れるのにも、台湾の歴史を調べるとどの分野にも日本が避けて通れないのにも、祖父母のどちらかが日本人だという台湾人が未だに多いのにも、台湾一度も行ったことないのに「台湾って日本のことだ〜いすきだよね〜〜🤭」となぜかドヤ顔で言ってくる日本人がやたら多いのにも、ずっと ずーーーうっとモヤモヤイライラしているんだけど、

この映画を観たら、日本が台湾に介入したのは悪いことばかりではないのかな、なかったのかな、と少し思えた。

まァね、確かに公衆衛生をアップデートさせたり、郵便や鉄道や あと劇中でも描かれてたようにダムを作ったりと、ほぼ全てのインフラ整備をしたのは事実だし

(しかしながらあのダム作りのシーン入れる必要あったか??時代考証のため??大沢たかおを出したいがため???←)、

日本の名門校での経験がある監督が台湾に来なければ、チームの少年たちは甲子園に行くことも 正規の野球の仕方を覚えることも 人生を賭ける夢を持つこともなく、なんとなく田舎の片隅でなんとなく人生を終えてたのだろうし、……………………。


ともかく観て良かった映画ではあった!!皮肉とかではなくまじで。

500元の絵柄の由来がはっきり判ったのもすっきりできたし。




ンンンンンンンンンでもやっっぱり彼(統治)のこと素直に認められないな〜〜〜アタイ!!!!


同じ魏德聖(ウェイ·ダーシェン)作品なら、日本統治時代の“陽”を描いたといえる今作より、“陰”を描いた「セデック·バレ」のほうがわたしには浸透したし好き。「日本人はやっぱりサイアク!殺せ殺せーッ!」って気分になれるゾ!


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