ただの日記 #41 (2024.07.28〜2024.08.03)
カレーエリートと遭遇するねこの中の人のただの日記
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2024年07月28日(日)
会社の人が演奏会をするというので見に行く。片道徒歩40分ほど。外を歩くのは暑かった。涼しい会場に着いた途端に汗が噴き出す。なぜ、落ち着いてからの方が汗が出てくるのだろう。満席で、立って聴こうとする。何人かに席を譲られそうになり、辞退する。会場の係の人がこちらを見てなんか笑っているのを視認する。なぜだ。大人だからか。(お子様むけの会でした)
終了目前にお腹が痛くなり、退席。お手洗いで鏡を見て、汗だくの自分に苦笑いする。滝の汗。私でもこの人がきたら席を譲ると思う。
2024年07月29日(月)
公募をひとつ出す。出せて良かったと思う。安心して眠る。
2024年07月30日(火)
朝のうちに冷蔵庫に入った冷茶を帰宅後飲む。最高です!
2024年07月31日(水)
溜まっていた本を書き写す。「書き写すの非効率だよなあ」と何度も思っては、「結局書き写さないとちゃんと読み込めないんだよなあ」と何度も思い直すのを繰り返している。効率が悪いのは方法ではなく自分自身なんだよなあ。気づくと夜更け。なんだかんだ楽しい。
2024年08月01日(木)
食堂でオリンピックのトライアスロンの話を聞く。セーヌ川で泳ぐ予定だったが、予想外に汚れたという話。(私はテレビを持っておらず、ニュースを人から聞いて暮らしています)。そういえば近場で行われるトライアスロンの大会でも、スイムで使われた海が汚くて困った、という話題になる。トライアスロンの選手の扱いがちょっと乱暴のように思う。そもそもセーヌ川って、そんなに泳いでみたい川ではない。少なくとも私はそうだ。「セーヌ川で泳げるなんて羨ましい!」とは思わない。あくまでイメージだが、名古屋でいうと堀川みたいな位置なんじゃないだろうか。暑いからざぶんと飛び込む川じゃなく、何か、こう、国家機密を知っちゃったりとか、多額の借金をおっちゃったりとか、末代まで祟るような恨みを買っちゃたりした時に放り込まれる感じの川。
食堂から戻って、ふと誰かが読み捨てた新聞を見つける。一面が私でも知っている話題で複雑な気持ちになる。今、新聞を見て初めて知るっていうニュースないんじゃないだろうか。
こういうの、自分では「気がついた」という感覚だけれど、世代が下の人には当たり前のことなんだろう。自分を新しくしていくのは難しいなと思う。知らないうちにどんどん古くなる。
2024年08月02日(金)
来客の多い日。いくつかのトラブルがあり、走りまわる。「こんなに忙しいのに無理だ!」と叫ぶのを自制する。要約すると「準備が足りない」からだ。
帰宅して、少し豪華なお肉を食べる。労い。
2024年08月03日(土)
調べ物のために古い建物を見学に行く。残されているだけあって比較的裕福な家庭の建物のため、過ごしやすい工夫がしてある。居間の日陰や風通しに「ここにいると涼しいだろうな」と思うが、にしても暑い。
帰りに、近くにあるカレー屋さんに行く。会社の方に紹介された南インドカレー(ミールス)のお店。オープンと同時に満席になる。
平たい皿の中央にお米が盛られ、周りにいろいろな種類のカレーの入った小さな容器が乗せられて食卓に置かれる。これを好きなように混ぜながら食べると聞いている。小皿にスプーンを入れ、かけては混ぜて食べる。
美味しいけど食べにくいんだよなあ、と思っていると、隣の席の家族連れの一番小さな子(小学1年生くらいだと思う)が私を覗き込んでくる。笑顔で返す。
お母さんらしい方のお皿を見ると、小鉢の中身を全部空にして横に積んでいる。なるほど、ああやって小鉢を皿からのぞいてしまえば随分食べやすい。真似をすることにする。ちらちらみていると、大人どころか子供たちも手でカレーを食べている。私より上手だ。
エリート。
カレーエリートだな。君たち。
変な満足感と共に帰宅する。