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Improvement of the POLISレビュー

 最近Improvement of the POLIS(以下IOTP)ばっかりやってるのでレビューを書くことにしました。

1.雑感
2.いいところ、よくないところ
3.結論

1.雑感
 ココ最近では間違いなくベストです。リプレイ性もかなり高く、プレイ時間公称45分ということもあって、何度でも遊びたくなります。政治カードなどと都市のシナジーを考えるのも楽しいです。
 似てるゲームは…テラフォーミングマーズでしょうか。企業カードは都市ボード、政治カードは各イベントなどのカードと考えるとしっくりきます。
 ベストはおそらく4人だと思います。インタラクトは強くないので、2人で遊んでも面白さは大きくは変わりませんが、カードのドラフトにおけるバリエーションが少なくなることや、軍事向けの都市を止めることがほとんどできなくなってしまうことなどを考えると、3人か4人をおすすめはします。2人戦だとスコア周りでもちょっと気になる点があります(後述)。

2.いいところ、よくないところ
○いいところ
・プレイヤーの担当する都市ごとに個別の強力な能力があり、いろんな都市で遊びたくなります。
・政治カードのバリエーションも十分に豊富で、「ほんとにこんなことしていいの?」という能力を持ったカードにあふれていますが、使ったからと言って勝てるものでもなく、よくバランス調整されています。
・ダイスロールや政治カードのヒキで程よく運の要素が入っています。
・都市カードの絵はとてもきれいですね(*´∀`)

○よくないところ
・コンポーネントがかなりダメダメです。
①内箱が収納を想定してない。
 輸送梱包のためだけに作られたような内箱です。届いたら内箱は捨てましょう。百均の出番です(*´д`)
②個人ボードがペラペラ
 ちょっと力をかけると折れ曲がるような薄さです。クリアケースにでも入れたいですが、B5に毛が生えたような中途半端なサイズなのでケースも見つかりません。
③カードの材質が薄い
 スリーブ、それもハードスリーブに入れることが望ましいです。柔めなので荒く扱わないようにしましょう。
④クラマートラックまわり
 クラマートラックがそもそも小さいです。あと、なぜか置くのはキューブです。ディスクをもう一枚作ってくれれば縦に置くことができるのでもうちょっと改善するのですが…
⑤説明書の表記
 説明書の表紙が英語版も日本語版も同一です。国旗マークを入れるなり、「rule book」と「ルールブック」で書き分けるなりしてほしかったところです。結構頻繁に取り違えてます。
⑥全体ボードが地味
 各ステータス欄は線が引っ張ってあるだけのボードでちょっとさみしいです。あと市民の初期値3を全体ボードを見たときにわかるようにしたほうがいいと思います。

・都市のパワーバランス
 まだすべての都市を筆者自身で担当できていないので断言まではしませんが、強くなりやすい都市と苦戦しやすい都市があるような気がしています。初心者向けの都市などの注釈があってもいいですね。

・2人戦におけるスコアリング
 IOTPにおいてはスコアはかなりわかりやすい数値です。2人戦において差が一回大きくついてしまうと、追いかける側は、負け確の罰ゲームのような、かなり苦しいゲームプレイを強いられてしまいます。4人だと、一人ひとり相手プレイヤーの点数を計算していられないことなども相まって、点差がありそうでもあまり気にならないので、経験に差があるようなら多人数プレイをおすすめしたいです。

3.結論
 欠点も挙げましたが、総合してとてもいいゲームだと思います!
 シナジーを考える面白さや、リソースを管理して都市を発展させていく面白さがあります。都市や政治カードが変わってくるためリプレイ性も高く、何度も遊びたくなることでしょう。コンポーネントについての問題はゲーム自体の面白さの前では些細なことです。マストバイと言って差し支えないです!

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