「時間を守ることが大事」という正当化
保護者のお悩み相談でよく出る話題です。
わからなくもないのですが…よ〜く話を聞いてると、とんでもない矛盾が見えてきます。「お母さんそれ…めちゃくちゃ理不尽なこと言ってますよ?」という話。
ゲームのやり過ぎでいろんな心配事が出てくる気持ちは、わからないでもありません。
で…
僕は現場を見てないわけですから、お母さんたちの話に少しずつ質問しながら状況を整理していくのですが…途中、かなりの高確率でこんな言葉が出てくるんです。
「あと◯分でやめる」などのゲームをやめる約束を、何度言っても守ってくれない…。そんな状況への憤りなのでしょう。理解はできます。
が…
ここに大きな矛盾があるなぁと思ったので、あるとき僕は訊いてみました。
お母さんは僕に質問を返してきます。
「当然でしょ何がおかしいの?」と言わんばかりです。
もちろん僕だって「時間を守ること」は大事だと思っています。意図的に遅刻することなんて、イタズラ心で美女を焦らしたい時以外ありません。
が、問題はそこではない。
僕は言いました。
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。