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【絵日記】11/6

今日も楽しくかけて嬉しかった。不思議、絵を楽しめる日を迎えられたことが嬉しい。ずっとこの調子でいられれば、もっと嬉しい。言うべき言葉はただいまなのか、それとも、おかえりなのか。

ただいまはひとりでも呟けるけど、おかえりは、ひとりごとでは意味を成さない。帰ってきてくれる誰かの存在があって、はじめて成立するのだ。
わたしはおそらく、おかえりを言う側にある気がする。大切な存在がどこかへ行ってしまったら、その帰りを待つことしかできない、寂しい。とはいえ、うちを留守にしたら、相手の帰る場所がなくなってしまうかもしれない、その方がずっと寂しい。離れていかれることは納得できるけど、自分から立ち去ることは難しい。それでも、大切なものの面影は、しぶとく心のなかに居座り続ける。

昨日iCloudの利用規約なんちゃらを承認したら、iPhoneのメモのデータが飛んだ。設定をいじって再インストールしたらデータは戻ってきました。よかった。
でも、驚いたのが、その時自分がほとんど動揺しなかったことです。蓄積というものに非常な重きを置いてきたつもりでしたが、そうした形跡、過去、記憶が消えることを案外すんなりと受け入れられることが意外だった(もちろん、取り戻せるなら取り戻します)。自分からは削除など到底できないのに。淡白というよりも、諦めなのだと思った。選ばれないことに慣れてしまったのだろうか。

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