心からの「尊い」を噛み締めて。
緊急事態宣言が明けましたが、楽しみにしていた舞台公演が2つ中止になり目先の目標らしい物を失いましたが、まぁなんとか生きています。元々ホラーが好きでそっちに偏ったデザインもしていたので、新作としていくつか業者さんに発注しネットショップにアップする事が出来ました。そのお陰で自粛期間がただの「虚無」になる事はありませんでした。
その一方、年明けくらいから徐々に進めていた憧れのヴィレッジヴァンガード様とのコラボ商品が発売になり「地道に作家をやって来て良かったな」と思う事が出来ました。その反面、推しの現場に行くとその勢いで推し活系グッズを生み出していた私は、あまり推し活が出来ていない状況で作った「オタク向けグッズ」は果たして大丈夫なんだろうかと言う不安もありました。
今月に入って、有料配信と言う形式で推しのお芝居を2公演観劇する事が出来ました。これはとっても喜ばしい事です。iPadの画面の中には、衣装を身に着けヘアメイクバッチリの推しがいました。久しぶりに聴く、約を演じている時の声色、そして何より(役柄でもありましたが)天真爛漫な笑顔に心の底から「尊い」と思いました。忘れかけていた感情です。
今までお芝居を見る為にいつもよりちょっとだけまともな服を着て劇場へ足を運び、ザワつく会場内に入って着席したらドキドキしながら暗転を待っていたあの時間がなんて贅沢で素敵で最高な瞬間だったのか、今痛い程感じています。
何が言いたいかと言うと、改めて「推し活」グッズ沢山生み出そう!って思った、と言う話です。お芝居もライブもイベントの、生で体感できるに超した事はありません。でも、家にいながらでも推し活楽しめるなと感じました。そんな時に、そんな気持ちに寄り添えるような何かをまた作って行く事が、「並行世界として今出来る事」なのかな、なんて思います。