旅_1

人生はひとつの物語

昨日、野際陽子さんの訃報を聞いた。

これまで多くの作品でお見掛けしていた女優さんで、個人的にも好きな方だったので、とても驚いたし残念に思う。


野際さんはNHKのアナウンサーから女優に転身し、その後はみんなが知っての通り、最後まで第一線で活躍をなさっていた。


昨日の訃報を聞いたとき、ふと私は「野際さんは、ご自分の人生に満足されていたのかな」と思った。

お会いしたこともないので、あくまで想像の話になるが、きっとキラキラして見える彼女の人生も多くの影があったと思う。


私も今回のことをきっかけに、自分自身の人生を思い返してみた。


はじめて人を好きになった小学校時代のこと。

部活に入らず、だらだら時間を過ごしてしまった中学時代のこと。

せっかくいい高校に行ったのに、ずっとバイトばかりしていた高校の頃のこと。

人生ではじめて、人に「好きだ」と告白してもらった大学時代のこと。


そして、今現在のこと‥


今までのすべてを思い返すことはできないけれど、人生の節目にはちゃんとしたターニングポイントがある。


「人生はひとつの物語」

自分だけが作者であり、筆者になれる。

辛いことや悲しいことも多いが、嬉しくて胸が躍る、そんな日々もある。

誰かを思って苦しむことも、人の思いに胸が熱くなることも。


できれば楽しいや嬉しいが多いに越したことはないが、すべてひっくるめて、長い物語を構成している。


人生の最終地点は「死」

そのとき人は、どんなことを考えるのだろう。

これまでの人生を見つめなおして、後悔するのだろうか。

それとも、自分の物語に満足して最終章を迎えることができるのだろうか。



「人生はひとつの物語」


死を迎えるその瞬間

最愛の人達や、これまでの全ての出来事と、笑顔で別れることができたなら

きっとそれが、人生という物語のハッピーエンドなんだと思う。



わたしもこの文章を読んでいる貴方も、まだ物語の途中。

一緒にハッピーエンドを目指しませんか?



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