就活における様々な「基本」を勝手にぶった切る
いまの時期、新卒者向けの就活が活発化しているところだろう。
まして、最近は大手企業も景気の良さから、多くの人材をほしがっているらしく、就活もやりやすいと聞いた。
トラの時代は、就職氷河期と言われ、とても苦労したので、いまの新卒が羨ましい…むしろ恨めしい…
まあ、そこは置いといて、個人的に感じている就活の「基本」といわれる様々な事柄を勝手にぶった切っていきます。
無駄な手書き履歴書
言葉のままなのだが、「手書き履歴書」を提出させている企業を見ると、バカなのかと思ってしまう。
理由として、そこから得られる情報なんて皆無に等しいからだ。
「字を見ればその人の人柄がわかる」
「丁寧に書いてくれる子は、きっと仕事も丁寧だ!」
こういうのをよく耳にしますね。
皆さんもご自身の経験から連想して考えてほしいのですが
” 字がきれいな人はみんないい人ですか? ”
” 履歴書を丁寧に書く人は、仕事も丁寧な対応ができますか? ”
答えは聞かなくてもわかっています。
「それは人によるよ」 ですよね。
まったくその通りなんです。どんなに手書き履歴書をきれいに仕上げてくる人でも、人柄が悪い人間もいるし、仕事が丁寧じゃない人もいる。
逆に、履歴書が拙い完成度でも、人柄がいい人もいれば、仕事をとても丁寧に行うひともたくさんいます。
「紙の手書き履歴書を持参してください」
こんな会社はいずれ滅びるべきでしょう。
明らかに必要ない SPIと一般常識
就活を行う上で必ず勉強しなくてはいけないのが、このSPIと一般常識と呼ばれる試験。
簡単にいうと、面接試験へ進める受験生を「足切り」するためのテストなのだが、この試験にも疑問がある。
これらの勉強をしたことがある人はわかると思うが
「この食塩水の濃度を答えなさい」
「3つのサイコロの目が同じになる確率を求めなさい」
などの問題が出てくる。
これらの問題を見てもわかるように、こんなことの答えを知っていても実生活で使うことはまずない。
普通に生活をしている中で
「う~ん、この食塩水の濃度がわからないから料理できな~い」
なんてことは起こりえないのだ。
こんな不必要なことを勉強させるのなら、ワードとエクセルを簡単にでもいいから使えるように勉強してもらったほうが、だいぶ会社としてもメリットがあるだろうに‥
さいきんの子はパソコンを使えない子が多いらしいから、履歴書にしたって、電子履歴書を作成するスキルを見たほうが効率いいし、会社に紙の履歴書を補完する場所を設けなくていいから、スペースもかさばらずにいいはずだ。
書き出せばキリがないので、今回はこの辺で。また気が向いたり反響があれば、続きを書きます。