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津村

退屈を経た後でできた歌
無差別に口ずさんでいたら
灯篭の火が屋根に着火して
いつのまにか夜が明るい
舌打ちするより早く逃げ
始末書書くより命問う
淫らな映像見たいから
結局隠れてスマホ見る
連続されない今日と昨日
過去と未来、きみとぼく
流浪の歌なら変化していても
さぞかし見事に化けれそう
荒くれて日が暮れて
宿はなしホテルは高い
溝の端で夜をしのぐ
たぬきのように朝を見る

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