月へ
飛び立つ船に唾吐いて
どの面下げて帰るのか
わからない素顔の正面
ラクダのような無表情
震える嵐の夜の宙
幅のない口の一文字
冷めたくるマグマの熱量
新しい街はどんな色
月へ行くあなたに
告げる言葉は何もない
月へ行けるあなたには
恐れるものなど何もない
月へ行くその朝には
古くなっていく顔を
何度も見て眠った
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飛び立つ船に唾吐いて
どの面下げて帰るのか
わからない素顔の正面
ラクダのような無表情
震える嵐の夜の宙
幅のない口の一文字
冷めたくるマグマの熱量
新しい街はどんな色
月へ行くあなたに
告げる言葉は何もない
月へ行けるあなたには
恐れるものなど何もない
月へ行くその朝には
古くなっていく顔を
何度も見て眠った
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