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月のみぞ

震えて眠るネコの横顔
慌ただしい毎日の途中
潤すものなどたかが知れてる
うっぷん晴らすぞ酒酒酒
なんてこったな人生は
滅びの里へと今日も帰る
懐かしい香り、香りが思い出
思い出はいつだって香るもの
それでも体は優しさと
おびき出されたワクワク感で
溢れるまでは止まっている
溢れる時を想いながら
ことばが漏れるまで
遠いところを漁っていた
とても近い場所からそこまで
穴ぼこ伝いに近道
距離ではなくて時間
時間を忘れるまでのツアー

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