砂の上 13 笹倉平常 2024年10月23日 19:00 煮物を解凍する時間に帰りたくなる祖国の風は苦くて目が痛い次第に高まる胸の鼓動ドキドキではなくドクンドクン連投させられているような気配届かなくてもいいと言われながらその時の空は曇りすぎているから実際はそこが外かもわからないジッする時間に待ちわびる景色謎の季節を行き来しながら育たず萎れる果実の花ツバメたちが帰れなかった巣明滅しすぎてほぼずっと光ってるそう感じるぐらいのスピードで映画のように走り切った私たちは飛行機雲を振り返らないそれが空だったかも定かではない ダウンロード copy #日記 #エッセイ #小説 #詩 #現代詩 13 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート