見出し画像

別れる準備 しておくのいつでも
暮れゆく空の色 忘れてしまう前に
ときどき夜が怖くなるの 突然
そんな不安ばかりで 幸せね

たぶん 窓の外で 光る波形も
嘘みたい
それが 恋のように 幻のように
見えたのね

ときどきなぜか口ずさむ歌でも
短い夏のテーマソングみたい

ぜんぶ壊れて 直せない日々たち
正体不明の虚しさ 行方知れず
窓の向こうに 暴れる雨 ああ
そんな歌は要らないわ 永遠に

あなた いつもそうね いつもそうよね
あなたって
いつもそうね いつもそうよね
あなたって

ときどき夜が好きになるの 突然
短い夏が終わったその後で

私 いつもそうね いつもそうよね
傷つけて笑うの
いつもそうね いつもそうよね
私って

水のにおいが  枯れた花 知らせる
古いアルバム みたいな色の服
伸びた髪を 整えたら さあ
街をひとつ捨てて 歩きましょう



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?