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地区予選を勝ち抜いて やっと出てきた高校球児 霰雨にやり抜かれて 途方に暮れて晴天を歪む ガイコツジャケットはらり 世界の歩調が乱れた隙に 黄金の橋をぶち壊す
雨上がりの窓辺 風呂上がりのファンサービス 実弾魔弾と化して脳裏を 焼き尽くす髄まで カメラ前でアイムソーリー 辞めます人間に戻って 実弾魔弾と化して不条理 関係なしにフレアバースト
エサのように扱われた 酒を飲みグルメを喰らうだけの 簡単なお仕事なのだが 金銭も多少払ってくれるのだが エサのように 病気のなのだろうと思えば 幾分かはラクになった そもそも人間であることの結論っちゃ 愛することしかないやろとか言う言説 今も尚、秘めている気がしてならない 彼らは私たちかもしれない 突然、恥ずかしい気持ちが込み上げてきて 大量の薬物が小分けにされている 化粧箱のようなところに入りたかった エサだった頃の方がマシだ 殺さなくて済むのだから
玉手箱開けたみたいに 次から次へと忘れてた声 伸びやかな声、臆病な声 忘れているもの思い出すとき 心に、も一つ、玉手箱あれば
眠れるまでずっと歌を数えていた 闇に散弾しいていく火花の方向に サワガニのように群がって 麻酔が切れない抜歯のあとでずっと 剥がれた唇が焦げ臭いままで 新しくなる瞬間の皮膚たちは 遅くまで起きてて大丈夫だろうかと 大きな窓にふさわしい白いカーテン 誰も見ていないうちに黒赤黄色と 溶けない質の違う水溶液と眠り ひどい朝の回避を夢見てまた目を
