シルバニアに豊胸手術を施す私(無免許) 知遅れエピ③

駅前のガードレールに何度も頭突きして何事かを呟く人がいて、声をかけたくなりました。でも私はシャバ僧だし、昼だし、その人は薄緑の作業着を着ているから、かけられませんでした。嘘をつくな。かけようと思えばかけられた 世界には様々な理由で己の中の困難に立ち向かってる人がたくさんいるんだと思います、全員を救ってあげたいです。無茶いうな 白旗白旗

 

 

今回(いまかい)も幼少期知遅れ園児エピソード3をお送りします!

テーマはズバリ
「実存主義における命題の形而上論」

 

非常にお恥ずかしい話なのですが、私は幼いころから複数の人形に対して不徳を行っていたことをここに告白したいと思います。


クマちゃんのぬいぐるみが買い与えられてすぐのころ(2,3歳)の話です。
私はあろうことか、愛らしいクマちゃんの着ていた赤いベストを引き剥がして裸にさせて遊んでいたのです。クマちゃんがかわいそうだからやめようね、と親が諭してクマちゃんにベストを着直してあげても、私がすぐにまた裸にしていました。

鬼です


深く反省しています😓

従姉妹か誰かからリカちゃん人形とプリキュアの人形が我が家に譲られてきたときも、私はクマちゃんに対するそれと同じ遊び方をしました。
そして1段階上を行きました。

リカちゃんとキュアイーグレットを身ぐるみ剥がして裸にさせた上で、「道に迷ったリカちゃんをおんぶで連れ帰るイーグレット」のごっこ遊びを一人でしてたのです。
「イーグレット、助けて!」
「どうしてそんなとこにいるの!早く私につかまって!」
「待って!危ない! そこは、崖よ!」
このような会話をしつつ、全裸で長髪(ハデ髪)を振り乱す二人

 

 

ということで

 

 
人間型の人形を裸にできたことで、私のゆがんだ「脱がせ欲」はやっと収束した・・・

 

 

 

 

 

 


というわけにはいかなかった。
私の欲はそんなことでは終わりません。
 

そして私が次に手を伸ばしたものはなんと
あの、シルバニアファミリーでした

 
 
 

シルバニアファミリーには手を出すな

 

人間の終わり

 

当時のご近所さんからあこがれのシルバニアファミリーを「巣」ごといただいたのは、年中さんぐらいだっただろうか。

最初こそ、
つぶらな瞳のウサ…! リッス…! ァ緑の椅子…! デカ・ハウス…! と子供らしい興奮をしていた孤高の天才無免許医師でしたが、やがてオキマリのごとくその視線はウサギたちの服の向こう側へと誘われていくのでした。
強欲

 

 

なんていうか、その、下品なんですが

ドキドキ、と期待と不安に胸を躍らせつつ、ついに暗がりの部屋でシルバニアの女の子たちを脱がせる時が来ました。


脱がせてから初めて気付いて、「うわっ!」とビックリしたことがあるのですが、シルバニアファミリーの女の子って、みんなちゃんと「おっぱい」がついてるんですね。

それも、美少女フィギュアのようなクッキリとした造形ではなくて、なだらかな曲線を描いて2つの乳房が形成されているというような。
「円墳」を思い浮かべていただくといいかもしれません。

なんと奥ゆかしい、優美なおっぱいなのでしょう

百戦錬磨の孤高の天才無免許医師も、
ウトリ…♡はわわ…♡ としたのでした。

しかし、足りません。

なにかが。

なんでしょうか、この喪失感は。

間少年は唐突に鉛筆を持ち出し、無抵抗なショコラウサギの女の子ににじり寄りました。
ショコラウサギの女の子は手の内でぐったりとしています。
彼はごくりと唾を飲み、彼女の胸の輪郭に沿って、鉛筆《メス》を優しく走らせました──

すると! どうでしょう。
途端にショコラウサギの女の子が、見違えるほどセクシーな体つきになってきましたではありませんか……!

そう、
彼女の胸に足りないものは「リアリティ」だったのです!

他存在との境界、すなわち自己と他の明確な差異を可視化させることによって、実存のよりいっそうの個別化に成功し、実存が元から持つ特徴を増長させ、本来あり得ない異次元的な「リアリティ」への変換をすることができたのです!

リアリティ 英 reality げん-じつ【現実】
①現に事実としてあるさま。また、そのもの、その状態。
②〔哲〕(actually;reality(英)・wirklichkeit(独))
理想に対して、その実現への障害や素材、また実現の場となるもの。可能態に対する現実態の意。

なるほどなー

今回は
「実存主義における命題の形而上論」でした

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