ハッチ

マネックス証券、チーフ外国株コンサルタント。ウォール街のソロモンブラザーズ証券(現シティグループ証券)NY本社で6年、日本で20年一貫して米国株を含む外国株式の機関投資家営業、日系大手証券で4年半の外国株調査等を行い、外国株との付き合いは30年を超える。世界80か国以上訪問。

ハッチ

マネックス証券、チーフ外国株コンサルタント。ウォール街のソロモンブラザーズ証券(現シティグループ証券)NY本社で6年、日本で20年一貫して米国株を含む外国株式の機関投資家営業、日系大手証券で4年半の外国株調査等を行い、外国株との付き合いは30年を超える。世界80か国以上訪問。

最近の記事

2024年10月のETFのパフォーマンス

2024年10月の株価指数などのリターンをETFで確認できます。先月は セクターでみると、金融(+2.6%)、コミュニケーションサービス(+1.8%)が堅調、エネルギーも0.9%でプラス。また、金(+4.3%)、銀(+4.9%)も堅調に推移。 金利はロングエンドが特に上昇、20年債は5.5%下落。10月の世界のマーケット動向の整理にどうぞ。

    • テスラが描く未来、自動運転で世界が変わる ロボタクシーが現実に:交通革命の夜明

      2024年10月11日 マネックス証券 ハッチ (岡元兵八郎)   テスラのロボタクシーのイベントに参加したテスラファンは、まるでSF映画の世界に入り込んだかのような未来の一端を目の当たりにしました。 10月10日米国東部時間10時(日本時間翌朝11時)に予定されていたイベントは、会場で病人が出たとのことで53分遅れてスタート。 会場はカリフォルニア州バーバンクのハリウッド映画の撮影が行われるワーナーブラザーズの映画スタジオを貸し切って行われました。 テスラのデザイン責任者

      • 2024年8月米国上場ETFパフォーマンス

        2024年8月米国上場ETFのパフォーマンス表です。 これをみると先月は、ブラジル、ベトナム、インドネシアのような新興国がS&P500の上げを上回り上昇。米国では、S&P500よりS&P500イコールウエイト(RSP), S&P500バリューETF(VOOV)、高配当系(SPYD、VIGなど)の値上がりが目立っています。

        • 2024年7月の米国上場ETFパフォーマンス

          2024年7月の米国上場ETFパフォーマンス表のPDFバージョンです。リターンは配当込みのトータルリターン。これを見ると、先月はテクノロジーセクターが軟調でしたが、その一方、中小型株指数が大型株指数を大きく上回りっていることがわかります。 また高配当関係のETFも堅調な月でした。このリストを見ると、色々と眺めてみると色々なものが見えてきます。ご参考になると幸いです。

          新興国個別銘柄、ETF、投資信託参考リスト 2024年7月13日

          僕が今日資産運用EXPOで、お話しした新興国関係の金融商品のリストです。 

          新興国個別銘柄、ETF、投資信託参考リスト 2024年7月13日

          2024年6月の米国上場ETFパフォーマンス

          6月の米国上場ETFパフォーマンス表のPDFバージョンです。配当込みのトータルリターンです。これを見ると、先月はテクノロジー、グロースが上がり、ドル建てでみるMSCI全世界(米国除く)のETFは、マイナス0.5%なので、結局米国主導上昇の6月だったことがわかります。色々と眺めてみると色々なことが見えてきます。ご参考になると幸いです。

          2024年6月の米国上場ETFパフォーマンス

          2024年5月の米国上場ETFパフォーマンス

          🇺🇸米国上場ETFで見る世界の株価指数の動きの5月号ができました。5月はS&P500も上げましたが、小型株も健闘。セクター別では、実はITセクター以上にユティリティセクターが最も買われ、資源セクターが売られているののを見ると、資源国である🇧🇷ブラジルや🇮🇳インドネシアの株価指数が下がっているのがわかります。一方、クリーンエネルギー関連ETFが上昇しているなあと。そんな風にマーケットの整理するために使ってください

          2024年5月の米国上場ETFパフォーマンス

          2024年2月の米国上場ETFパフォーマンス

          2024年2月の米国上場ETFのフォーマンス表です。これを見ると、大型、中型、小型株指数のパフォーマンスのみならず、どのセクター、どのテーマ、どの国が買われて売られているか一目でわかる一枚です。世界の株式市場の動きを真剣に勉強したい人はぜひ参考に。

          2024年2月の米国上場ETFパフォーマンス

          2023年8月の米国上場ETFのパフォーマンス 

          2023年8月の米国上場ETFのパフォーマンス 

          ジャクソンホールとは?

          金融の世界では8月の後半になるとジャクソンホールという単語がよく聞かれるようになります。ジャクソンホールとは、どこかのホール(会場)ではなく、アメリカのワイオミング州に位置するリゾート地がある渓谷の名前なのです。グランド・ティトン国立公園の隣で、近くにはイエローストーン国立公園もあり、自然の美しさ、野生動物、スキーやスノーボード、ハイキング、登山、釣りなどのアウトドア活動を楽しめることで知られています。ジャクソンホールにあるジャクソンホール空港は、ジャクソンホールの街の中心地

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          乱高下する米債券市場、金融不安の中買われるGAFAM銘柄の行方は

          マネックス証券   岡元兵八郎 シリコンバレー銀行破綻の余波を受け、米国の債券市場では金利の乱高下が起き、大変なことになっています。   今回の一連の事件の流れは、3月7日のパウエルFRB議長がインフレを抑制するために政策の引き締めを強化するという固い決意を議会に示したところから始まっています。 パウエル議長のタカ派的な発言を受け、市場は次回の利上げは50bpであることは間違いないだろうと判断しました。これにより2年債利回りはついに2007年ぶりに5%を超えてしまったのです

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          急展開で起きたシリコンバレーバンクの破綻劇

          2023年3月12日  マネックス証券 岡元兵八郎  先週のS&P500は4.55%下落、ナスダック100は3.75%の下げとなりました。 先週の米国株市場の注目は、カリフォルニア、シリコンバレーにある40年の歴史をもつ地銀のシリコンバレーバンク(SIVB)の破綻劇でした。実は4,700を超える銀行がある米国では銀行の破綻はそれほど珍しい話ではなく、2020年にも4つの地方銀行が経営破綻しているのです。 しかし、今回の出来事は銀行破綻の規模としては2,090億ドル(約28

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          米国中間選挙の年の7月にS&P500が上がると、8月9月も上昇する可能性が高くなるというアノマリー

          マネックス証券 ハッチ(岡元兵八郎) 先週の前半にはペロシ米下院議長の台湾訪問により、米中間の緊張が高まり、株価を下げる要因になりましたが、株価への影響としては一時的なものとなりました。 金曜日に発表された雇用統計はコンセンサス予想の25万人を大きく上回り52.8万人となりました。労働市場が予想よりしっかりしていたことを受け、積極的な金融引き締めが続くとの見方も高まり米国債10年利回りが上昇しました。これを受け、各種株価指数は寄り付きから安く始まりましたが、引けまでには下げ

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          最悪の環境でGAFAMの強さが際立った米国株

          マネックス証券 岡元兵八郎 (ハッチ) 先週S&P500は4.26%、ナスダック100は4.45%とそれぞれ上昇して終わりました。先月1ヶ月間のS&P500のリターンは9.1%の上げで、2020年の11月来の上昇で、1999年末以降6番目に良い結果のひと月となりました。 第2四半期の決算発表については、これまでのところS&P500採用銘柄のうち277社が決算発表を終えていますが、そのうち63%の企業が事前予想を上回る決算発表を行なっています。 私が米国のマーケットを長い間

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          米国株市場の4つのポジティブな話題

          マネックス証券 ハッチ(岡元兵八郎) S&P500は6月17日に今年の最安値をつけたわけですが、その後上昇に転じ、先週末までに6.11%上げ、ナスダック100についても7.63%上昇と、このところのマーケットは堅調に推移しています。 まだマーケットについては悲観的な環境ではあるものの、4つほどマーケットにとってポジティブな話題を紹介したいと思います。 まず最初ですが、主要半導体銘柄で構成されているフィラデルフィア半導体指数は、消費者支出の鈍化に対する懸念などの理由により

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          希望を捨ててはいけない米国株の行方、今年後半の米国株の見通し

          マネックス証券 岡元兵八郎(ハッチ) 現在の市場に対する投資家のセンチメントは最悪な状態 今年は欧州では第二次世界大戦後初の戦争が起き、米国では40年来のインフレ、利上げが起きました。ついに日本でも物価が上昇し始めるなど、いろいろな意味で大変な年になっています。そんな中今年のアメリカ株は大きく下がり、6月10日にはS&P500もナスダックに続いてベアマーケット入りとなりました。 こうした環境の中で現在のマーケットに対するセンチメントは最悪であると言って良いでしょう。米国株

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