#26大人になりたくなかった僕が大人になってしまった瞬間
お久しぶりです、note。
書きたいことが沢山ありながらも、部活、バイト、家事に追われていたら最終投稿から約1ヶ月が経っていました。
「大学生暇だよ」って言ったやつ誰だよ。
表出てこい。
さて、あと3日後に20歳になる僕ですが、ずっと心に決めていたことがあります。
それは、「大人にはなりたくない」ということです。
それは我儘を言ったり、駄々をこねたりすることではありません。
「平凡大学生っていつまでも子どもの心を忘れてないよね」
と言われたいのです。
いつまでも映画で涙を流したり、遊びのスポーツを心から楽しんだり、お笑い番組で爆笑したりすることが「子どもの心を忘れない」だと思っていました。
しかし、実際はそうじゃなかったみたいです。
「あ、これが大人になるってことなんだ」
そう思った瞬間がありました。
ある日、親友と通話をしていたら僕の元カノの話が出てきました。
当時めちゃくちゃ惚気けていたこと、付き合っているときの顔が幸せそうだったこと、別れた後の顔が見たことないくらい寂しそうだったこと・・・・・・。
恥ずかしながら19日しか付き合っていませんでしたが、人生の中で1番濃い19日だったと思っています。
通話が終わった後、僕は元カノのことを思い出していました。
「最近恋してないな」
なんて1人だけしかいない散らかった部屋で呟いていました。
どうやって元カノと仲良くなったのか、それすら思い出せずにいました。
特に用もなく触っていたスマホから特に用もなくなった昔のインスタを開きました。
そこには元カノとのやり取りが残っていました。
大学の志望校が同じだったことをきっかけに「他人」から「知り合い」に。
そこからDMのやり取りをして「好きな人」に。
花火が打ち上がる空の下で思いを伝えて「恋人」になりました。
夏なのに肌寒かったあの日の夕暮れを乗り越えて「出会う前」に戻りました。
DMの内容を見ると、自分のことばかり話していました。
「んなことしてたら退屈するだろう」なんて言いたくなりました。
でも、DMの内容はあの頃の素そのものでした。
「いつの間にか本当の心を隠すようになったんだろう?」
そんな疑問も生まれました。
子供の頃に恐れていた
"大人になる瞬間"
刺激に紛れていつの間に
社会に溶け込んでた(EXILE Beautiful Lifeより)
こんな歌詞が頭に過ぎりました。
2年前はそんなことがなかったのに、いつの間にか大人になっていました。
「子どもの心を忘れてないよね」
よく言われます。
でも、それは自分の気持ちを隠したくてやっているだけに過ぎなかったのです。
時に心の底から熱くなって熱中することはあります。
それでもあの頃のような気持ちには戻れないと思ってしまいました。
正解があるとか、経験があるとか、そんなことは分かりません。
しかし、この感情に名前を付けるとしたら「大人になった」だと。
「まだ子どもでいたかったな」
タイムマシンに乗って過去に戻っても、どこをどうやり直せば良いかも分かりません。
悩んで悔やんでも戻らないあの時の感情。
もう大人にならなきゃな。
大人になるならしっかりと「さよなら」と伝えたかったです。
僕の中の子どもはいつの間にかどこかへ旅立ってしまいました。
残り香だけが僕の心にひっそりと座っていました。
こうやって大人は「大人」になっていったのでしょうか。
まだ19しか生きていない僕には分かりません。
良かったら自分なりの「大人になる瞬間」を教えて頂きたいです。
それでは、またいつか。(36.4℃)
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