10日後の祭を前になぞの不安に襲われる
あと10日でお題小説の発表日。
私のメインジャンルはハイファンタジー、現代ファンタジーでいずれも恋愛要素(異性愛・同性愛)有り。最近は流行に乗って現代でブロマンス、恋愛未満の親密な人間関係も書いたりもします。
BLメインは得意ジャンル外です。
BLジャンルは濃い心理描写に加え、同人だろうが商業だろうが趣味だろうが艶事がほぼ必須なので昔から書き手のレベルが高く、強者がゴロゴロしています。だからこそたびたび挑みたくなるんですよね。
今回のお題ワードは「いい夫婦の日」「右ストレート」「ポエム」
字数規定は3000〜5000字。
これ、書き手的にどのくらいの難易度かっていうと、けっこう難しい方だと思います。
既存の世界観でなく、ゼロベースで世界作って字数3000って恐らくどんな文体でも1場面、1エピソードぐらいにしかならないんと思うんですよね。
で、BLの醍醐味って交錯する心理や身体だと思うけど、受攻両方のそれらが見えないと感情移入できないので、両サイド見えないといけない。視点が1人称であれ、3人称であれ。
主要二人の気持ちが見えるように書いて、1エピソードを3000字はかなり短くて相当あっさりになってしまう。
なので次は5000を目標にする訳なんですけれど、しっかり描こうとすると5千超えて、6千くらいでしっくりくる書き手が多いんじゃないかと思う。絶妙な字数です。
しかも、お題って1つか2つでやることが多いんですけど、3つですからね。
相当難しいのがお分かりいただけるかと。
こんなクレイジー(賞賛)なお題小説開催されている楓莉さんとなみさんに改めて敬意を表したい。
私は1作は現代舞台、ファンタジー要素なし、4,700字くらいで大人カップルの日常とちょっとしたすれ違いを描きました。
「右ストレート」と「ポエム」の使い方がおとなしすぎて不完全燃焼したので、もう1作はファンタジー世界で魔物と戦うツーカーの特殊部隊員の日常を描きました。
こちらは既存の世界使って勢いで押し切ったので字数節約できたかと思いきや、戦わせると字数かさむんですよね。けっこうギリギリでした。
ファンタジー要素なしの方は書き下ろししたので、すごく楽しかったです。
短長編じゃない書き下ろしって、普段使っていない部分の頭を使うので面白い。
どっちも数日で書き終えて、寝かしながら日々じっくり推敲するんですけれど、公開日が近づいて来ると「これ、大丈夫か?」「ゼロから書き直した方が良いのでは?」という謎の不安に襲われはじめます。
小説書いている人あるあるだと思います。
誰も見てなくてもそう。
11月22日当日に随時公開、こちらのマガジンに追加されていくようです。
今回は参加者さんが多いそうで、賑々しくていいですね。
一生懸命書いたからぜひ遊びに来てね!
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