
一人称で恋愛小説を書くときの難しさが分かってきた
先月参加の♯noteでBLで生まれた、素直で元気なスポーツトレーナーと繊細で気難しいデザイナーの同性カップルの話。
長編化が進んでおり、ボーダーラインとして10万字目標のところ、9万4千字まできている。
軸になるエピソードとラストはあらかた書き終え、構成考えながらつながりを書き、情景入れたりして肉付けしている。
一人称で長編書くのは久しぶりで、ファンタジーもミステリ要素もない恋愛だけで一人称ははじめて。はじめてのことをやっていると、そこにやっぱり初めての難しさがある。
一人称で書いていると、主語じゃない方の感情の移ろいを見失いやすいことが分かった。主語の方はていねいに描写しながら、モノローグしながら進むからそこが濃いんだけど、主語じゃない方はどうしてもその量が減るので、ある程度まで進むと書いている本人も感情の変遷を見失いがち。
その結果何が起きるかっていうと、主語じゃない方のリアリティが損なわれていてどこかご都合主義みたいになってしまっている。
それに気づいて、ようやくプロットを作った。
一人称、ボトムアップ構成の恋愛小説にプロットなんて要らんでしょ、と思ったけどやっぱり要るね。
出来事と主語の感情、そうじゃない方の感情を時系列に並べると、本文書いているだけでは気づかなかったことが出てきて、かなり面白い。そしてこんなプロットの作り方したことがないからまたそれも面白い。
そして明日は#noteでBLの投稿日。
彼らの話のふたつめのエピソードを書いたけれど、クリスマスぶっ飛ばして年末の話です。
今朝、軽く最終的な見直しだけしようと思ったら、あれこれ気になってけっこう直してしまった。ほんと、直前に直したくなるんだよな……
あと、「ここもっとどうにかしたいけれど、どうにもできない!」もよくある。でも高望みしても仕方なくて、結局今ある手札でやるしかないのよね。人生と一緒か。
明日は間が悪いことにスケジュールがきつきつなので、日付変わってすぐ深夜に投稿する予定。ぜひ遊びにきてね!!
追記:投稿したよ
しかし、けっこうな量を書いたことがあって、それでも「はじめて」が全然有り得る小説書きってほんと面白い。
冗談抜きに死ぬまでずっと書いていられると思う。