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病院のフェリア

ボリビアではどの病院も年に一度「ファリア」をする🏥🔆

地域の子ども含む住民が対象。
各部署が、机2つ分ほどの掲示物と景品を用意する。立ち寄った人に話を聞いてもらったり簡単なゲームをして理解を深めてもらう。最後まで聞いた人には景品やお菓子を渡してあげる(無料)。

金曜、配属の病院でそのフェリアがあった。
私ら栄養士2人と、看護師、医師、薬学の学生と5人で栄養のブースを出した🙆🏻‍♀️

当日の朝。
怒涛の準備作業が始まることを、この時の私は知らない
風船膨らませるのも、つなげるのも当日
ていうか風船いる?!
この蝶🦋は血糖値の測定チームの景品。
ラメの模造紙をハサミで切ってデコっている。
妊産婦、赤ちゃんのケアをする産婦人科
リュックの形のケースにお菓子をつめていた🍬
ワクチンのストラップも。すべて手作り😳
呼吸器科は肺の形をした入れ物!ペン立てになる。
キラキラで、気管支の模様まで描いてる笑
結局準備が終わらないまま、院内で朝のミサ決行⛪️
教会から神父様が来てくださった。
若い人は信仰心が薄いけど、ミサ始まると真剣に聞く
開会式…市長や院長など重役が勢揃い。
今日はコーラじゃなく水の差し入れで、新鮮
栄養チームはこんな感じ。
1日の理想の食事を作り展示した

ちなみに、小さい子は魚🐟は身体に良くない食べ物と思ってるらしかった。逆だよ〜

婦人科では乳がんや子宮頸がんについて。
ピンクのラメが沢山。
他にも色んな部署があるけど、回りきれなかった🙄
身長と体重を測ってもらう市長。みんな大注目。

景品がなくなったのか、向かいのブースが12:00ごろに突然片付けだし、流れで全体も一気に撤収。片付け方は雑🙄笑

ここで気付いたこと…

飾り付けや景品作りのこだわりが高い。
模造紙に文章や絵を書くときも、わざわざ定規📏だして鉛筆で線引いてキレイに揃えて書く。
ペン書きが終わったら、ちゃんと消しゴムで鉛筆の下書きも消す。
何かしらのイラストや文字を印刷した紙の、その形をハサミで切ってたら、少しの余白も厳しくチェックされる笑

とにかく配置や色、見た目にこだわっていた🪅

前日の様子。模造紙にレースまでついてる!

しかしながら「どう伝えるか、何が目的か」「誰が何を担当する、何時から交代する」等はすっぽり抜けている。

実際前日は、事前に計画してたモノを作ってる途中で突然「これも作ろう。これもいいね。何か考えて」と同僚に追加指示される。
しまいには「この料理、今日作って明日持ってきて!」と言われる🙄えぇー

私には、ファリアの始まりも終わりも見えなかったので余計に疲れた。笑

これがファリア🏥で、例えば、良いチームには賞金がある、給料もらえる、キャリアアップに繋がる、等のメリットが一切ない。
それなのに、大人たちがこんな真剣になるのはちょっと信じられない光景だった。
一体何がモチベーションなのか、考えさせられた日だった笑

サルテーニャの差し入れ🥹

掲示物はキレイに作るのに、消しカスや紙の切り落としは、部屋の床に全部落としていく。悪気もなくそのまま放置して帰る(※ゴミ箱ある)。

本当に片付けの習慣ないらしい。部屋でこれなら、道のポイ捨てもそりゃ多いねと納得🗑️

モノの場所も決めておらず、せっかく作ったのにゴミと同じとこに入れて、当日出し忘れたものもあった🙄皆で作ったのに!

来年もまたコレするのしんどい。計画書とか作ってほしい…

最後に、これから資料を作る時は、もうラメやレースを付けて目立たせよう(必要ないけど)…と思った。でないと見てもくれない🪅

ていうかその美意識あるなら、茶色しかない食事もなんとかできるかな🍅🥬🙄

また書きます。

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