大学病院で『親知らず抜歯+顎骨腫瘍摘出』したら費用はいくらかかったのか?

私は人生で初めての入院を経験した。

お世話になったのは関西にある某大学病院。
入院期間は1泊2日と短かったものの、『顎骨腫瘍の摘出と親知らず4本同時抜歯』という手術が伴うものだった。

普段は病院に通うことも少なく医療費について深く考える機会はなかったが、今回の入院を機に医療費の現実に直面する。

入院に伴う費用がどれほどになるのか見当もつかなかった私は、実際の明細を目の当たりにしたとき、改めてその額に驚いた。

176,390円!!

これは10割負担した場合の医療費。

もちろん健康保険に加入しているため、実際に支払う金額は3割だとわかっていた。
しかし、それでも176,390円という金額は、私にとって大きな衝撃だった…。

では、具体的にどのような内訳でこの金額が積み上がっているのか、明細書を詳しく見ていくことにしよう。

医療費の点数計算とその仕組み


診療明細

まず、医療費は点数で計算されるという仕組みである。
病院で発行される【診療明細】をには医療点数が記載されており、これは1点が10円で計算されるものだ。
例えば

明細書に『1,000点』と書かれていれば実際にかかった医療費は『10,000円』ということになる。

全て国民は健康保険に加入しているだろうから、保険証を提示していれば3割負担で済む。

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