見出し画像

CROでリードモニターをしていた私が、初めての転職先でヘッジホッグ・メドテックを選んだ理由

はじめに

こんにちは。ヘッジホッグ・メドテックで臨床開発を行っている蛭田と申します。

私は2024年の4月からヘッジホッグ・メドテックにジョインしており、前職からの初めての転職先がこの会社になります。

まだ入社して1年も経っていませんが、転職して間もない若者から見たヘッジホッグ・メドテックの良さや、転職の決め手、自身のことについて話させていただけたらと思います。

ヘッジホッグメドテックに入社するまで

自分に迷っていた学生時代

高校生のときの私は「負けず嫌いな真面目ちゃん」でした笑
というのも勉強は人一倍頑張っていましたし、当時頑張っていた吹奏楽部では選抜メンバーに選ばれるために楽器を持ち帰って練習していました。
数字や順位がつくととても燃えて、やってやるぞ!となるタイプで、”目標を決めたら諦めない” 性格だったので進路・就職・転職といつも前向きにやってこれましたが、私もその当時「結局何がしたいんだろう」と悩むことも多くありました。
大学受験に関しては1年間浪人しましたが、今となってはこの期間を「自分が本気で何がしたいのか」ということに向き合う時間として過ごせたことが今の私につながっており、とても良い期間だったと思います。
その結果将来は漠然と医療の道に進んで人の役に立ちたいと思っていた私は生物系の研究を行っているバイオサイエンス専攻の大学に進学しました。

”今”に繋がる大学時代のCROとの出会い

大学時代、たまたま就職セミナーで臨床開発業務委託機関であるCRO(製薬会社や医療機器メーカーなどの企業から臨床試験に関する業務を受託・代行する企業)を知りました。当時医療に関わること=医療従事者になることだと考えていた私は、CROを知った瞬間「これだ!」と思いました。
特に医療機器のCROは研究や医療に関われるという点、各種メーカー製品の研究開発に関われるという点は臨床開発職としてキャリアを積みたいと考えていた私にとってとても魅力的でした。
また大学で自分が研究を学んできたことからもその延長線上につながるものがあるなと思い、就職はCROに新卒で入社しました。

過酷な新卒時代

CROに入社してからは5年間ずっと治験のリードモニターの経験をさせてもらっていました。
リードモニターは担当になった施設がきちんと患者さんのデータを取っているのか、倫理的に問題なく治験を行っているのか、というのを実際に現地に赴いてチェックするのが主な仕事になります。
担当病院の立地によっては出張が多く、当時の私は東北や関西の4施設を担当していたため、忙しい時期だと週に3,4回関西や東北などに出張にいくこともありました。適切に試験が行われているかチェックすることがモニターの仕事なので、1日中患者さんのカルテとにらめっこする日々、CRCとの戦い…。

当時は「このCROで得られる経験は何でもやってやろう」というマインドでいたのでモニター業務に加えてMW(申請資料のライティング)業務や当局PMDA対応も経験させてもらっていました。
当時こそ頭がおかしくなるほど大変でしたが、この経験があったからこそ今ヘッジホッグ・メドテックで治験や性能評価試験のMW業務を行うことができており、とても身になっていると感じています!

なぜヘッジホッグ・メドテック?

転職の理由

ヘッジホッグ・メドテックは私にとって初めての転職先だったので、特に ”今何を優先したいのか” をとても重要視しました。
新卒のときは「自分のこれまでの大学の経験を活かして、医療に関わることがしたい」というのが第一目標だったのでCROに入社しましたが、転職時はCROで培ったスキルを使ったキャリアアップやデジタル治療(DTx)をいち早く日本に普及させ臨床開発の立場で役に立ちたいというのを自分の人生の優先事項に考えていました。
というのも前職のCROはかなりの大手で、なかなか決められた役割を超えた活動をすることが難しく、大手ならではの苦労を感じていたからです。
新卒で入社してからのちに転職するまでずっと同じ試験のモニターをしていて、何か新しいことがしたいという気持ちが芽生え、転職を決意しました。
ヘッジホッグ・メドテックはまだ小さな会社なので、会社の成長のためにやるべきと思ったら率先してなんでも関わることができ、それが自身のキャリアアップにつながると感じました。この点に関しては実際の面接の時もCEOの川田さんに確認していました。笑

転職の決め手は?

転職を考えていた当初からSaMD製品の臨床開発に関わりたいと思い、それを軸に転職先を探していました。
SaMDとは医療機器プログラムと呼ばれるデジタル技術を拡張して診断や治療を支援するソフトウェアのことで、当時会社の同僚に勧められた外部フォーラムに参加したことでSaMDを知りました。
SaMDは単に治療の有効性を向上させるだけでなく医療機関外でも治療することができる「場所に依存しない治療」を可能にし、医療従事者や通院する患者さんの負担を減らすことが期待されています。また、このソフトウェアを用いることで専門医と非専門医の診断能力の差をできるだけ少なくし、診断精度を向上させることで、医療費を抑制するなどの医療課題を解決することもできるかもしれません。
ヘッジホッグ・メドテックは数あるSaMDに関連する企業の中でも、診断〜治療まで一環した製品を開発しており、医療の幅を広げる可能性がとても高いと感じ、その魅力に惹かれて行きました。
また、CEOの川田さんやCFOの石坂さんと面接で話した時の第一印象と人の好さに惹かれました。ベンチャーだからこそCEOやCFOとの距離を近くに感じながら会社を一緒に成長させる感覚を持つことができ、起業や事業の部分でも身近で勉強できると思い、ジョインすることを決めました。

入社してみて

どんな仕事をしているのか

私の仕事は臨床開発をすること、と冒頭で書きましたが、具体的には臨床試験のための実施計画書の作成や試験のマネジメントをすることです。
新しい薬や医療機器は、国(厚生労働省)の承認を得るために「臨床試験」を行い有効性や安全性を検証する必要があります。ヘッジホッグ・メドテックの製品もこの臨床試験を受ける必要があり、そのマネジメントを行っています。
臨床開発メンバーのなかにはSaMDの開発経験がある方もいらっしゃり、そういった方々から日々のMTGで勉強させてもらいつつ、自分の経験してきたところも意見させてもらいながら、試験をチームで計画しています。
まだ会社もチームも小規模なのでチーム全員で活発に意見を出し合いながら事業がテンポよく進んでいくのはベンチャーならではの魅力ではないかと思います。

ヘッジホッグ・メドテックカルチャー

ヘッジホッグ・メドテックでは業種・参加プロジェクト等関係なくオープンで議事録やSlackの会話をしているので、誰がどういうことをしているのかや会社がどういう動きに向かっているのかが、誰でも把握できる環境があります!
組織の透明性が高く社内にある議事録や資料はほとんど見ることができます。業務の役割もきっちり線引きされているわけではなく、越境する姿勢が歓迎されるため、興味をもったプロジェクトは途中からでも参加できますし、はたから見てもどんな仕事をしているのか知ることができます。前職にはこのような文化がなかったのでいい意味でカルチャーショックをうけました…。
フォロワーシップ力の高いメンバーが集まっているため、誰かが絶対気にかけてくれますし、やりたいことには率先して関わっていくことができ、逆にうまくいかない時には正直に相談することで柔軟に対応していただける環境もあります!

また、現在では社内メンバー同士の交流を深めるために月1回のランチ会を企画したり、会社のTシャツを作成したり、ゴルフや野球好きでプライベートも交流したり、美味しいお店の共有や自分のtimelineをSlackに作って共有したり…、とにかく社員業務委託関係なくとても仲が良いです!

入社前は勝手なベンチャー企業のイメージとして、忙しすぎて寝る時間もない・会社に泊まることも多々あるのかなと思っていましたが、CEOの川田さんをはじめ社員さんの中にはパパママさんもいらっしゃり、一旦お子さんのお迎えの17時ごろには退社したり、その時の状況に合わせて出社とリモートを使い分けていたりと自分にあった働き方や環境で無理なく働いています。
また自分のやりやすい職場環境づくりとして、バランスボールを椅子替わりにしているメンバーもいます笑
逆にそのような文化だからこそ、だらだらと仕事をするのではなく、メリハリをつけて仕事をすることができます!

ヘッジホッグメドテックのここが面白い

上に書いた社内の文化はヘッジホッグ・メドテックの大きな魅力だと思いますが、経験豊富なメンバーが多くそろっている、というのもまた大きな魅力の一つだと思います。
ヘッジホッグ・メドテックには社員のほかにも様々なバックグラウンドをもった業務委託、学生インターンの方たちが多くいます。メンバーは誰でも話しやすく、聞きたいことをすぐ聞けるので業務に関係あることでもないことでも、日々勉強になることばかりです。
私の関わっている臨床開発周りだと、SaMDの開発に関して経験豊富なメンバーがそろっています。SaMD未経験の私には知らないことや分からないことが多すぎますが、分からないことはすぐに相談できるので、入社してまだ数か月しか経っていませんが、既に3試験分の実施計画書作成中で医療機器のPMDA該当性相談も3件対応することができました。
スピードが早いのがベンチャーの特徴ですが、同時に様々なことがスピード感をもって経験できるためそういったところがモチベーションの維持とやりがいになっています。

いろいろ書きましたが、やっぱり会社の一番の魅力は本当にメンバー全員がいい人達ばかりなこと、メンバーの前向きな気持ちを尊重し自由にチャレンジさせてもらえる社内の雰囲気だと思います!

こんなひとと一緒に働きたい

一緒に会社を大きくしたい!興味のあることは率先して何でもやっていきたい!という同じモチベーションのある方と一緒に働きたいです!
スタートアップだからこその会社の成長スピードの速さ、CEO含め社員との距離の近さ、自由度の高さ、社内での物事への挑戦のしやすさが、大手では得られない魅力です。「今」が会社の成長タイミングですし、まだまだ未知なことも多い領域で面白い経験ができる時です。
どうしても小規模なので横について手取り足取り教えてくれる人はいないですが、知らないことでも自ら進んで助言を求めたり、様々なことにチャレンジできる「好奇心」と「責任感」がある方には素晴らしい環境が揃っていると思います!
お互いの知識を出し合いながら、一緒に新しい業務に挑戦してみませんか??

<現在募集中のポジション>
【薬事担当】プログラム医療機器(治療・診断)の薬事担当者
【医療機器開発PM】プログラム医療機器の開発をリードするプロダクト責任者
オープンポジションでの応募


いいなと思ったら応援しよう!