高校受験を終えて
息子の高校受験全日程が終了した。都立の結果はまだ出ていないが、自己採点の結果はおそらく(余裕で)合格。一安心。
しかし…今、私の中で「もっと都立の上位校を目指すよう後押しすべきだった?」という問いがぐるぐる…後悔や反省や色々な気持ちがごっちゃになって、落ち込んでしまう日々。受験の後からこの気持ちがずっと続いている。
直前の都立模試でいい点を取って「これなら○○(受験したところよりワンランク上位校)に行けた」と本人も言うので、私も「え?」となってしまい、「え、じゃあ志望校変更届出すべきだった?でも変更したいって言わなかったよね… 私が変更した方がいいって言えばよかった?」と鬱々…。
高校受験の経験がない私は、今回の受験自体が手探りで、なんとかやり切っただけでもほっとしているけれど、終わってみたら、このように色々反省が多かった。
でも、「この高校行って○○したい」とか「近い所よりここへ通って刺激を受けたい」と言っていた息子の気持ちは尊重したいしと思ったし、私自身「偏差値関係なく行きたいところに行ったらいいよ」と言った気持ちに嘘はない。都立で偏差値が2、3違くても劇的に何か違うことはないとも思っている。
それでも苦い気持ちが残っているのは、「人からどうみられたいか」という名誉欲があるためだと思う。この名誉欲はとても厄介…誰にでもあって、うっかり誇示したくなることもあるけれど、人のそういう欲が見えるとうんざりするものだ。
小学校の時はよかったな、と懐かしく思う。勉強できる出来ないはその子の評価と関係がない。むしろ何かで評価なんてする必要がなかった。
学校の勉強が出来る人=すごい人、偉い人、頑張っている人 という評価に疑問もあるが、自分自身学歴で「ふーん」と判断してしまっていることもある。学歴以外で努力の成果を証明する機会は限られており、専門性の高い分野になるのだろう。
息子は高校受験後、今になって「もっと高校調べればよかった」「もっと早くからやればよかった」と言い始めた。受験後の手ごたえで「もっと選択肢はあったのに」と思っているのかもしれない。
彼なりに反省や後悔があるのなら、それもまたよかったと思う。学歴が欲しいなら、大学受験でもっと頑張ればいいだけだし、それはおそらく出来ると思う。
まず今は、受験生活お疲れ様、と言ってあげよう(自分にも)。
高校生活を楽しみながら、自分のための学びを深めてほしいな、と願う。