この本における「負け犬」とは
未婚、子ナシ、30代以上の女性
それ以外の女性は「勝ち犬」と呼ばれ、
男性については「オスの負け犬/勝ち犬」と表記されます。
言論統制という表現は良いですよね。
本書を初めて読んだのは私が大学生のとき
佐藤可士和さんの装丁が印象的だったのと(装画は井筒啓之さん)
当時は広告業界に憧れていたり、なんとなく自分に関係ありそうだと思って手に取った記憶があります。
判断基準
『マーケットの魔術師』という本で、エド・スィコーターが
「勝っても負けても、皆、自分の欲しいものを相場から手に入れる」
と言っていたのを思い出します。
勝ちトレーダーは利益を、負けトレーダーは熱狂を手に入れている。
踏み絵
趣味
宝塚、競輪、寄席などでスターの出待ちをしている人たち。
今でいう推し活ですが、この文章が書かれた2003年には「推し」という言葉は存在していないためアディクション=依存という単語が使われています。
そして踊りを趣味とする人も多い
社会への影響
単身者と所帯持ちでは、人生観も変わってきます。
少し前に話題になった単身FIRE希望者のレポートを思い出しました。
→ みずほリサーチ(2024/08/29)
後半に掲載された「負け犬にならないための十ヶ条」のうちの1つは、VERY、STORYなどの勝ち犬系女性雑誌を読むべし、ということでした。
欲しいものを明確にするということは、どのイデオロギーを信じるかということになるのかも。
おわりに
「女友達」「ピュアな性格」の項目も紹介したかったのですが、長くなったので割愛しました。
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