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現代アートは難解である

これらの記事は洋画・日本画などのファインアート・純粋美術(純粋に美だけを追求する美術)を主な対象としてきた。


「アートは難解である」に続き、今回は現代アートを対象に考えてみたい。

「難解なものだから全く理解できない」という壁を感じる人も少なくない。そこで今回は現代アートを鑑賞する際の“理解”と“楽しみ”を考えるとともに、難解とされる理由や、どのような方法で現代アートを鑑賞すべきなのかを検討してみたい。

現代アート(現代芸術)を大まかに定義すると、現代社会の情勢や問題を反映し、美術史や社会への批評性を感じさせる作品のことです。

https://casie.jp/media/gendai-art/

鑑賞の仕方・楽しみ方が異なる場合が多くあるので、ファインアートと比較しながら記してみる。
なお、アートに正解も不正解もはない、と先日の記事で述べているが、現代アートについては些かこうあるべきものと決まっている部分もある。
本来の現代アートの定義から外れている部分があるかもしれないが、あくまで個人的見解なので絶対的ではないということをご了承いただきたい。

なぜ現代アートが難解に感じるのか

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