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ペナンからの賄いごはん
訳あって、ペナンレストランでランチタイムにお手伝いをしています。たぶん金曜日週一回。お近くにお越しのことがあれば、ぜひお立ち寄りください(笑)
ランチ=平日11:00-13:30(ラストオーダー)
☎ 03-3456-3239
ランチタイムのメニューは基本下記4種類で、それ以外はディナーメニューからできるものとできないものが、その時々って感じです。「しょうゆチキンライス」も、正式なランチメニューに昇格?したようなので、折を見て、メニュー改定したほうがいいのか、推奨を考えているところです。
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上記5種類は、すべて試させていただいています。掛値なしで、どれもがお薦め!お客さんの「完食率」が非常に高いんです。ホッケンミー、クエティオスープのスープまで含めて。
その中でも一番人気は「チキンライス」ですね。店の方針もあって数量限定対応しているため、ランチタイム終盤では「すみません、チキンライスは売り切れてしまいまして・・」って代替の依頼をしないといけないことがよくあります。チキンライス、恐るべし。チキンライス(海南鶏飯)って、東南アジア諸国でかなり広く食べられている料理で、名前は変えていても、中身はよく似ている面白い料理です。それだけ汎用性が高いのでこちらでも高人気なのかもしれません。
それに比べてホッケンミーは、ペナンのスープホッケンミーはシンガポール・KLでの「焼きそばタイプ」と比べ、別料理といいたくなるように違う。掘り下げどころがすごくあるように感じます。ともあれペナンレストランでのランチメニューでの2番人気。
他の、カレーライス、クエティオスープ、しょうゆチキン、すべて人気メニューで、大変おいしいのは間違いありません。
さて、これからが本稿の本番なのですが、たぶん海外から来られる料理人さんが日本で店を開くときの共通の問題になる話だと思います。まず第一に、「本場の味を届けたい」。そういう強い想いを持ち続ける人は非常に多いと思います。敬意を届けるしかない。しかし、その想いだけでは、なかなかビジネスとしての安定に繋げるのは難しいのも現実でしょう。「外国」でビジネスをしていく上での特殊と言えるような才覚を十分に持つ人はそんなには多くはないです。実際問題「日本人のお客さんに多く来てもらうにはどうすれば・・・」って日々悩む経営者、料理人の方々は、ほぼ全員といっていいほど多いのではないでしょうか。
そこで、「日本人受け」をあまりに狙うと、「本場の味」が曲がってしまうことになる・・・
そこにおいての解決案の一つは、大きな規模でのビジネスを狙っている人は別にして、家族経営規模の店であれば、
・料理は「本場の味の維持」に専念。
・サービス周りを中心とした日本人客訴求は、できるだけ日本人のノウハウ、アドバイスを取り込める環境の設立。
この2点をうまく回すことが現実的には重要であると、ずっと思ってきています。
キャプションの賄いカレー、大変おいしかったです。