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いよいよマレーシア最後の地 KL のやっぱりの LITTLE INDIA

 いよいよこの長旅の最終地点、KLでの最終日になりました(正確には明日の夕方のフライトなのですが)。大変複雑な心境です。
 まあそれは別にしてLITTLE INDIA です。
 大都市KLのLITTLE INDIA は街の玄関口CENTRAL STATION のほぼ隣り合わせています。
 そして、これまで回った各所でGOOGLE MAP 等での公式表示(?)がどこもLITTLE INDIA であったところ、KLでは「BRICKFIELDS」と表記されています。地名なのでしょうけどね。語源的に何かおもしろかったら、後でシェアします。とにかくここには「LITTLE INDIA」の目立った看板などはなかったですね。

 投稿が多いので💦少々纏めます。簡潔になるかなあ💦💦

① CHETINAD RESTAURANT
 マラッカのCALANTHE ART CAFE のママさんに教えてもらった"CHETTI"の歴史と文化等々が頭にずっと残っています。そしてCHETTINAD料理も。まあ関係としてはCHETTI < CHETTINAD料理とはなるのでしょうが、どこかで接点はもちろんあるでしょうし、引き続きいつかは突き止めたい!と思うのです。

 CHETTINAD の名前を関したレストランで見つけられたのはマラッカで2軒。ペナンで1軒(別途後ほど報告します)、そしてここKLで2軒。

①ー1 ANJAPPAR RESTORAN

 ”CHETTINAD CHICKEN"について店にいろいろ聞いてみたのですが、やっぱり同じ結果で、旅行者が簡単に”つぼ”に触れた回答をもらえるものではないですね。注文も、実際簡単でもないのをああだこうだやっていたら結局ミールスに、CHETTINAD風のグレイビーとマサラを2種類入れてもらって出してもらいました。下写真の下部真ん中2カップです。

 マラッカで感じたのと同じなのですが、南インドカレーの全般の「さらり」の中で、北の濃厚さとは違う、「しっかりとした」味を感じたのですが、まあ味覚ですので先入観を外せたかは未定です。

 もう一軒はANJAPPARの数件隣のMAYA MESS
 こちらは前で写真撮らせてもらっただけなので、たぶんいつかは再訪できるでしょうからそこで。

 さて、何でこんなにCHETTINADに拘ってきているのか? このに、「マレーシアとインドの繋がり」が具体的に見えるのではないかと思うからです。
 歴史的に、マレーシア、シンガポールには、南インドから渡ってきたひとが多いので、マレーシアのインド料理は「南」の色彩が強い。これはよく言われているのですが、読む限りなのですが、「総論の枠内」なのですよ。具体的に「ヒト」が見えてこない。
 例えば、やはり拘りを持ち続けているのが「フィッシュヘッドカレー」です。ここには100年ほど前の、インドから渡ってきた人々がシンガポールで「捨てられていた魚の頭(中国人が好き)を使ってカレーを作り、『インドと中国とを繋ぐ一つの懸け橋』を築いた」。その物語は「ヒト」で複数語られています。同じようにカヤトーストは、同じく100年ほど前に、中国海南地区から渡ってきた人々が頑張って自分たちの「領域」を築き上げた。それはYAKUN KAYA TOASTに代表され「ヒト」で語られています。
 「カレー」におきまして、「ヒト」が語れる二本柱に、フィッシュヘッドカレーとCHETTINAD がなれればいいのですが・・・

② 朝食
 実は、大勢が食べているような場所であれば、どこだって何だっておいしく食べられる人間です。朝食をTIFFIN(軽食)にすれば、こういった感じの屋台的なところが一番です(今朝は先にインドレストランで!カヤトーストセットを食べてしまったので翌朝にします)

 今朝はマサラティーをここで注文しました。
 マレーシアでは食事の際に基本的には飲み物も注文するルール(マナー?)で、一番飲むのは「テタレ」になってきています。テタレって、中華系、インド系、マレー系、それぞれの店にあるんです。大抵は1杯RM2.0くらい(¥70)。(この店はRM1.50でした)
 テタレって、自分でもかなり淹れたことがありますが、マレーシア風ではコンデンスミルクでのミルクティーです。対してマサラティーは「しょうがやカルダモンなどのスパイスを入れてミルクで煮だしたティー」です。下のマサラティーはまさしく「マサラティーでした」。
 一方で、いろんなところで飲んだ「テタレ」は、インド系の店では微妙にスパイスの味を感じるんです。中華系マレー系では「ミルクティー」。
 屋台のプラスチックの椅子で隣り合わせた客に、例によって話しかけました。概ね上記の回答であったので安心!
 もう一つ、コーヒーについてもこちらでずっと疑問であった点を聞いてみました。インド系の店でコーヒーはもちろんよくあるのですが「FILTER COFFEE」と「BREW COFFEE 」の2種類がある店があって、FILTER COFFEE を、Specialty Coffee で飲むような、丁寧に一杯一杯淹れたコーヒーを期待して注文したら、何のことはない、まあインスタントに繋がるような味のコーヒーでした。
 そしてその日の理解の成果;
 FILTER COFFEE= 南洋伝統珈琲の抽出で見られるように、(大きめの)「ネル」で淹れるコーヒー
 BREW COFFEE=マサラティーみたいに、ミルクを入れて「煮だす」コーヒー。
 ここでわかるのは、コーヒー、TEAそれぞれ、「イギリスの影響(ロイヤルミルクティーなど)」「インド起源」「海南起源」が複雑に絡むことですね。整理にはかなりの膨大な労力が必要なのでしょうが、いつか纏めてみたいと思っています。

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