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「スリマンガラム」でビリヤニ食べながら、ヒンドゥーとの関係について考えた

 今日は日曜日、そうだ、スリマンガラムの日曜ビリヤニの日だ!マトンビリヤニ¥1,600.

 うううんんん
 何でこんなにおいしいのでしょうか。
 素材がいい。スパイスが適切にふんだんに使われている。全体が丁寧に調理されている。。。まあもちろんすべてなのでしょうが。
 改めて出てくるキーワードが「チェティナード」。『南インドのチダンバラムを本拠にして、商人カースト出身が多く交易で財をなし、マレーシア、スリランカ等々からも含め豊富な食材を交易で入手し、ふんだんに使った独特な料理体系を作り上げた』。 ここ「スリマンガラム」はたぶん日本で唯一の正当なチェティナードレストランで、名声はますます広がってきています。

 マラッカのKAMPUNG CHETTI (Chetti Village)に足を踏み入れ、まあ沼に嵌った如く、今のところ夢に出ることまではないですが、「このチェティナードの世界と、カレーとの繋がり及び発展性への追求」が、私の中でどんどん深まり広がっていくのです。

 そうはいっても、何分大方にはさほど関心を留めてもらえないようなニッチな領域で、いろいろ調べたくても雲を掴むような日々を過ごしているのですが、それでも先達はいらっしゃるものですね!
 重松伸司先生。

 チェティナードと寺院との関係についても詳しく教えていただけます。
 例えばペナン.
  ちょうど前項でも書かせていただきました。

 Sri Maha Mariamman Temple
 ここはペナンでヒンドゥー教寺院を代表するところなのでしょうが、寺院への最大の寄進者は「チェッティ」との由。
 更に、ここは行っていない(しまった!💦)のですが、ペナンヒルにある「Arulmigu Balathandayuthapani Temple」(通称ムルガン寺院)も同じです。

 マラッカでの状況も同じです。
 19世紀。南インドからの移民が増えていく中で、交易を通して築き上げた財力等々で、寺院のみならず社会の基礎を支える大きな存在だったのですね。
 これで繋がりました。チェティナードの料理は、例えばマレーシアとインド本国との相互交流で、社会を動かしてきたプライド等々が、料理の一つ一つに染み渡っているのでしょう。

 さて、それはいいのですが、あまり嬉しくない繋がりも・・
 チェティナードが広く崇拝する神が「ムルガン神」
 この、ムルガン神を讃える重大な宗教儀式が「タイプーサム」
 「奇祭」などとまで言われる、苦行を伴う行事のようで、さすがに私も引きます。ちょうど様々を読んでいるときに、目に留まってきたのが、NOTEのquater bending さんの記事です。まさにめぐりあわせですね。ー閲覧注意ー

 さあ、どうしましょう?!とりあえずは「知らない」ことにしておかなければ。ともあれ宗教ですから。

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