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インドのドーサはマレーシアでは「トセイ」
中野の南印度ダイニングです。
ランチで、ドーサをいただきました。
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マレーシアでは、何でも「ドーサ」にネガティブな意味があるとのことで、「トセイ」(Tosai) と呼ばれているようですが、だいたい同じ料理のようですね。米粉を発酵させた生地を薄く延ばしてクレープのように焼く。中に入れ込む材料で上記のようにバリエーションが南印度ダイニングではあるのですが、他はどうなんでしょう。マサラドーサ(じゃがいも)が一般のように思います。
そして、ソースは3種類。真ん中がインドのサンバル。(マレーシアで言う辛いサンバルソースとは別物なので、マレーシアでは呼び名は違うのでしょうね)2種類のチャトニ(チャツネ)。白いのがココナッツミルク濃厚で、薄オレンジが豆だそうです(人参かと思った!)。豆のチャトニにもココナッツミルクは入っています。
さて思ったのは「インドでのココナッツミルク」です。南インドでは様々に使われているようですが、マレーシア(及びスリランカなどなど)よりは少な目な気がします。でもこのチャトニにはしっかりと入っていて嬉しかったです。
マレーシアでのココナッツミルクの使われ方はどうなのでしょうね。ご飯に入れて炊きこむナシレマ。大好きです。お釜の蓋を開けるだけでパブロフの犬化されてどうしようもなくなる!でもやっぱりマレーシア料理の味わいはものすごく広くてアッサムのすっぱさには合わないでしょうから、当然限定的になります。(家では基本ごはんにはココナッツミルクとパンダンリーフを全面的に使いたくなるのですが、さすがにそうはいかない💦)
やっぱりココナッツミルクと言えば「マラッカ」なのでしょうか。
マレーシアに移ったインドの人は南インドからが多いと聞きます。
例えば中華系でしたら、ペナン、シンガポールその他は福建からの人が多く、イポーは広東が多い。こんな大枠事情が、インド系料理にも、どこかで繋がっているのではないかと思っているのです。
ともあれ、南インドとマレーシアとの繋がり。
南印度ダイニングを通して引き続き見ていけたら、と思います。