ジョホールバルとマラッカのLITTLE INDIA
今回の旅の主要テーマは「カレー」と「コーヒー」です。ここの稿はカレーですが、面白いことに、シンガポール、ジョホールバル、マラッカ、イポー、ペナン、KLそれぞれにLITTLE INDIA があるのですね。(シンガポールで「LITTLE MALAYSIAの類を聞かないのが不思議・・)
ここではジョホールバルとマレーシアのLITTLE INDIA でのカレー食について報告します。
1.ジョホールバル
一般的によくあるのは、ヒンドゥー教寺院を中心にしてインド人街が形成されることでしょう(マラッカはヒンドゥー教寺院は複数あるのですがLITTLE INDIAからは少し離れています)
周辺にはインドレストランと、服飾、インド雑貨の店が立ち並びます。規模的にはシンガポールよりもかなり小さめ。
ジョホールバルで一番ではないかと思わされるのが「RESTORAN NILA」ではないでしょうか。まあとにかくお客さんの「インド系率」が完璧に100%(得体の知らないニッポン人を除いて)でした。シンガポールでインド系100%に囲まれたら少々圧力を感じたのですが、もう大丈夫です。横に座ったインド美人がにこって笑いかけてくれたので同じようにほほ笑み返したら、ビリヤニが数倍おいしくなりました。
チキンビリヤニとマサラティーでRM20弱(¥700弱)でした。
このビリヤニ、とってもおいしい! シンガポールで少々「現地化」ではないかと思われる辛さ控えめに僅かな疑問を感じたときに、マレーシアではマレー料理が辛めであることから、マレーシアではインド料理の基本が辛めではないかとの仮説を立てたのですが、一つの実例としてはその通り!マサラティーをホットで頼んだら熱いままで飲むのはひりひりして、少々冷めるのを待つ必要があったくらい。
もう一軒、朝食として安宿すぐ隣の「BINDU CURRY HOUSE」に行き、ロティチャナイを頼みました。ここも「インド系ほぼ100%」でしたね。
ロティ―チャナイはマレーシアでの朝食と軽食での定番の一つです。
ちょうどロティチャナイを片付けた頃に、やっぱり隣にインド美人(明らかにお母さんでした)がイドゥリ(インドの蒸しパン)を頼んだのですが、その食べ方がとても上品で美しくて、思わず私も追加で注文してしまいました! 我々は何かをソースに付けて食べるときに「ディップ(付ける)」ことが多いのですが、インド人は「こねる」のです。そのこね方が惚れ惚れする!そうだ!これからはこうやっていこう。
いやあ、でも毎度のことなのですが、慌ただしく次の地に行くので、「表層」となってしまうのはやむを得ません。それでも、経験を積んでなのか、隣との会話も、たとえ単発であっても、増えていくし、身近感が増していくのをひしひしと感じます。
2.マラッカ
やっぱり安宿の近くにLITTLE INDIA はありました。(実は逆です。近くに安宿を選んだ!)
マラッカはジョホールバルより更にLITTLE INDIA の規模は大きくないようです。(立派な看板なのですが💦)
通り一つに、服飾宝石両替商(いかにもインド人街)が並ぶのですが、肝心のレストランは1-2軒。
そのうちの1軒(たぶんマラッカでNO.1)の店に迷わず入りました。
頼んだのは久しぶりの「ミールス」です。この店は明らかに「南インド系」ですね。東京の「南印度ダイニング」で感動したミールスと同じです!
違うのは、言う必要もないのですが料金です。お水はもらえたので飲み物頼まなかったらRM8.00(¥300以下)。
次に、やっぱり朝なのですが、安宿近くで24時間営業している店でロティチャナイを頼みました。KOPIと一緒でRM4.50
ロティチャナイは、たぶんどこもよく似たレベルで出してくれるのではないでしょうか。安心安定のおいしさ!
作っているところを物珍しそうにじっと見ていたら「ビデオ撮るか?」って向こうから誘ってきた(こんなことは初めて!)ので喜んで撮らせてもらいました。まあでもいくら安定の味とはいえ、この伸ばす技術は明らかに職人芸なので(私はできないですよ)、マレーシア全土に、この職人芸を備えた人々が膨大にいることを思うと、やっぱりマレーシア恐るべし!です。
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