シンガポール再訪!
「シンガポールはどこが好き?」
初めてシンガポールに行ったのは1987年でした。大きな志ではなくても、気合を入れた就職で、2回目の海外出張の地でした。さすがに業務以外に目を向ける余裕はなく、それでも「南国」を十分に感じ取った、刺激に満ちた訪問だったと記憶します。
それ以降何回か仕事で訪問しました。これでも一応業務の幅も広がり、それに合わせゆとりも生まれましたので、「シンガポールらしさ」の把握も深まったし、自分の成長とシンガポールの成長とが、並列に進んでいったような、そんな仲間意識を感じさせてもらった地です。
昨今の急成長には、残念ながら完全に突き放されていると思わざるを得ないものの、なあに、「シンガポールらしさ」はそれだけではない。思えば、NICSとかNIESとかで脚光を浴び、日本との協調でビジネスを進めていった、そんな「仲間」が、今でも存在すると思っているのです。決して奢らず、建国の熱い思いすら片隅に持ち合わせているような。
フェラーリを乗り回すITエリート、高級レストランでドンペリニョンを開けるビジネスエリートは、ちょっと別枠に置かせてもらって、ホーカーセンターで超人気の海南鶏飯に並び、相席当たり前の食事をそれでもマナーよく楽しむ層。同じ目線で語り合えるこの層が確実に存在するのを知るのは大変嬉しいです。
そうです。私のシンガポールは「ホーカーセンター」なのでしょう。
そしてチャイナタウン。諸事情で観光客向けの色彩を濃くして、お値段ももっとローカルなところよりも少々お高めなのかもしれませんが、それでも、ここに足を踏み入れれば、1987年に戻れる安心感に浸ることができます。
前稿で、ホーチミン再訪する予定について呟きました。その次に私はシンガポールに渡ります(ここから一人旅)。
シンガポールでは、同じくチャイナタウンに泊まる予定です。この前と同じホステルにしようかな。8人部屋の2段ベッドの上だっていいですよ。男女混合であったのも驚きでしたが、部屋ではほぼ寝るだけでしたし。何よりも、この物価高でのシンガポールで、一泊@¥3,000少々、というのはさすがです。
そして、目的はほぼ全面的に「食」です。マレーシアとの比較を自分なりに見ることを主眼といたします。更にその次にマレーシアに移ります。ゆっくりと。
そうそう、前回は一応観光らしきことも少しはしました。しかしながら、定番の筆頭にくるマーライオンは休憩でお休みだったし、チャンギ空港のJEWELというところの滝は流れていないし、かなり観光には向かないようです。
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