スペイン国内旅行2024
長年勤務をいたしました組織からの退職記念に、思い切ったことをしようと、ボルドーのメドックマラソンに参加し、予定通りに存分に楽しく走った後、スペインに渡りゆっくりとさせてもらっています。
まずはバルセロナ。
何といってもスペイン観光の筆頭に来るであろうサグラダファミリアを擁し、他にも観光名所目白押しの真っ先の訪問MUSTの都市です。ボルドーからは飛行機で1時間。パリに戻るのとほぼ同じです。
バルセロナでの印象につきましては、数件投稿させていただいていますので、よろしければそちらもご参照いただけると幸いです。
バルセロナも海岸沿いできれいなビーチがあるのですが、その次に、更にビーチが美しい街、SAgaro(サガロ) に行きました。ここはまさしく別荘が立ち並ぶような保養地です。実は娘の手配なのですが、いわゆる民泊の1軒に泊まりました。何といっても普通のマンションですし、自由に滞在させてもらえました。これは最高の寛ぎです。ビーチ沿いにはいかにもそれらしきレストランが並び、それらで楽しむも可。我々はおいしそうな料理数品を持ち帰って部屋でパーティーをさせてもらいました。澄み渡ったコバルトグリーンを上方から眺めるテラスでのパーティー!
そしてスペインでの移動方法での印象その①
バスで2時間の距離なのですが、これまた娘の手配なのですが、BlaBlaCar といういわゆる「ライドシェア」。スペインは進んでいますね。運転手さんの都合がまずあって、それに同乗できる条件で相乗りができるシステムで完璧なWIN-WINですね。指定された場所に行けば普通の車で直接目的地に行けるので、とにかく早い。しかも割安です。
問題は、出発地と目的地が運転手さんの都合に合うことで、そんなに簡単には合致できるものは探せないので「運」に大きく左右されます。そして、双方の指定地が現地の言葉で案内されるもので、そこを正しく把握するのも骨は折れるところです。今回は娘は相当量調べたのでしょうが、たぶん運にも助けられ、ともあれ大変快適な移動でした。
そしてサガロの次に、幾分空気が変わった街、サンセバスチャン。
スペイン北東部、「バスク地方」の有名な観光地です。バスク地方はなかなかおもしろいところで、スペインバスクとフランスバスクと類似の諸文化をもちながら国としては分けられている地。たぶん歴史的な経緯をよく調べれば大変興味が湧くのでしょうが、次回に致します。ともあれフランスに隣接の地で、人も、スペイン人の代表的なイメージである彫が深くて男性はひげがかっこいい、といった外観とはかなり異なっている人々が街を闊歩しています。ホテルの受付さんからもバスクについて多々講義を受け、おまけに子供さんの写真まで見せてもらいました。いわゆるフランス美人!
サンセバスチャンも北方の海辺の街でビーチがとてもきれいなところなのですが、ここのNO.1は何といっても「美食」です。海岸沿いの複数の通りに、ピンチョスやタパスと呼ばれる小皿料理の店が立ち並び、それらの店では「軽く」食べて飲めば長居をせずに次に(数件?)移るのがしきたりのようで、狭めの店に大勢が集まっているのですが、回転がとても速い。そして大勢の日本人にも出会うことになります!それだけ日本でもサンセバスチャン・美食の街は有名なのですね。知らなかった💦。人気のある店を数件、ホテルの例の受付さんからも教えてもらい、当然のように何件もはしごを致しました。それぞれが概ねですが良心的な値段設定であるのも嬉しいところです。サンセバスチャンでの食については別稿にて改めさせていただきます。
そしてスペインでの移動方法での印象その②
サガロからサンセバスチャン、そしてサンセバスチャンからバルセロナ、それぞれをバスで移動しました。600km近くあるところで、行きは昼の移動で10時間強!もかかる。バルセロナでの一度の乗り換えなのですが、ここで大きなトラブル発生で、最初のバスにタイヤの故障が発覚し、乗り換え便に間に合わず、結局第二便を逃してその日はバルセロナに再び泊まることになってしまいました。乗り換えのリスクを適切に取らなかった痛恨のミスでした。それはそれとして、スペインではバスの遅れもかなり恒常的なようですね。バスのアプリがあるところ、および日本では到着予定時間等々随時GPSによる案内をしてもらえるのですが、それがないとただバス停でまだかまだかとイライラしてしまうことになります。いやあ、まずかったわ。
翌日は無事サンセバスチャンに移動できました。8時間の運行。日本では今では2時間に一度のトイレ休憩が厳格運用されているようですが、ここでは長距離バスにはトイレが付いているのでそういうルールはなく、3時間後に軽く止まり、次にその1時間後、ちょうど全行程の半ばあたりで20分の休憩を取ったのですが、何と!そこで運転手が交代したのです!これは素晴らしいシステムですね。運転手の体力的な負担への配慮でしょうか、日本でも運転手への配慮は様々強化されてはいるのですが、他国の運営を十分に調べられているのでしょうか。ちなみに帰りは諸事情で夜行便にしました。一度の乗り換えでルートが少々違ったのですが、同じく、同じ場所で20分の休憩があって、さあどうすんだろう、と見ていたらやっぱり運転手は交代しました。深夜での交代で、それぞれの運転手さんはそこで泊まるのでしょうかね?
そして帰りは帰りの夜行便も決して手配が簡単ではなく、乗り換えの方法が夥しくあって、それらのリスクを考慮しながらベストを選択するのですが、Google Map での提案が現場でいくら探しても見当たらなかったり、とにかく大変でした。飛行機であれば一発なのですが・・・まあこういう「検討」が旅の楽しみだと思っているのでしかたがないですね。ともあれ一応何とかバルセロナに戻ることはできたので、結果よしとします。バルセロナから一旦ホーチミンに行き、「旅のヨーロッパ編」を終了させ、その後私はシンガポール、マレーシアに行き「コーヒー」「カレー」の調査を進め、「旅の東南アジア編」に移ります。