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プロット作成の技法
注意:作者が逆噴射大賞に取り組もうとする思考を垂れ流しているだけの文章です。エンターテインメント作品ではないです。面白さを求めてのクリック非推奨。
★★★
書きたいジャンルは決まった。
なら次はプロットを作成する番だ。
プロットを考えずに適当に書くのはダメか?
駄目じゃないけどお前の場合それだと無駄に時間かかるぜ。多少計画的にやったほうがまだマシなスピードになる。
早速プロット作りだ。
プロットを作るにしてもポイントは山ほどあるからよ~。順番に取り組んでいこうや。
まず物語に必要な要素その一、キャラクターだ。
キャラクターを2人よこせ。
……あ? どんなキャラクターが良いのかだぁ?
知るかそんなもん。
それは後々調整するんだよ。
お前如きが最初からスマートにキャラクター設定できるはずもなし。なんでもいいからとりあえずキャラクターをよこせ。
2人な。
バトルするにはキャラクターは最低2人必要だからよ。
つキャラクター1:女
つキャラクター2:男
うお…お前、いやなんでもいいって言ったけどせめて名前くらい……まあいいか。悩む時間の方が無駄だ。
では、この2人でバトルをするのが今回の小説のテーマだ。
厳密には『バトル』がこの小説のテーマでそれを表すために小説冒頭で2人がバトルをしているわけだが細かいのはどうでもいい。
お、そういえばこのテーマがバトルとして、コンセプトはどうするんだ?
……あ~テーマは食材でコンセプトは食材の調理法くらいに覚えてりゃいい。要するに魚を食うにも煮たり焼いたり刺身にしたり色々あるだろうってことだ。
お前はどんなバトルがしたいんだ?
これも大雑把でいいからよ。
シリアスなバトル。
コメディなバトル。
どっちかくらいは決めろ。
……シリアスな方か。OK。
この小説では男女がシリアスなバトルをするわけだ。
んじゃ次の要素を考える。
物語に必要な要素その2、3、4、
『関係性』『シチュエーション』『展開』
好きな奴を選べ……どれを選んでもどうせ後々他の要素との兼ね合いで修正が入るからどれでもいい。なんか思いつくやつを選べ。
なに『関係性』ってのがよくわからない?
じゃあそれは後回しだ。
説明? 後回しつってんだろアホ。
『シチュエーション』『展開』のどっちかを選べ。
なに『展開』も実はよくわからない?
なら『シチュエーション』一択だ。
バトルの『シチュエーション』を一つよこせ。
つ『どんでん返し』
ばかお前それは物語の構成、つまり『展開』の方だし今回は文字数的に……だがまあいいや。じゃあ『展開』は決まった。
この小説では男女がシリアスにバトって最後にどんでん返しをするわけだ。
現時点で適当に仮プロットを作ってみるか。
時点1バトル開始
時点2男の見せ場
時点3女の見せ場
時点4男の見せ場
時点5女の見せ場
時点6女の勝利
『見せ場』っていうのは言うまでもないだろうが、カッコイイ場面のことだ。バトルはカッコイイから素晴らしいのだからな……。
かっこよく無かったらそれはバトルである意味がない。少なくとも俺はそう考えている。
女が勝つというのは適当に書いただけだ。必要なら後で変えればいい。
時点が多いのはどちらの見せ場も多くしてどちらが勝つのか読者が予想しにくいようにしたいからだ。
『どんでん返し』をしたいとなるとこうなるだろ。しかし800字では限度が……うん、まあ今はいい。
じゃあ残りの要素も埋めていく。
『シチュエーション』……この場合物語冒頭つまり最初の最初から状況を説明しなくてはならないので、舞台設定や世界観から考える必要があるな。
しかし今まで通り、まずまずは基本的なところを埋めろ。
簡単かつ具体的に『シチュエーション』を考えるには5W1Hを使えばいい。
Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)バトルのか?
Whatは今回は文脈にそぐわないから抜いてもいいだろう。
で、今もう「だれが」(男女が)と「どのように」(シリアスに)という部分は一応埋まっているから残りだな。
いつ、どこで、なぜバトルのか?
適当に埋めろ……。
つ『夜、職場で、仕事でバトル。』
キャラクターの職業は殺し屋かなにかで?
なに、別にそんなつもりはなかった?
そうかい。ま、構いはしない。
次。
最後に『関係性』があるが……これも今はシンプルに『敵同士』とかでいいだろう。職場で戦っているっつーことは『商売敵』とかでもいいかもな。
ではまとめよう。この小説は、
『夜の職場で商売敵同士がシリアスにバトルする話』だ。
テーマはバトル、コンセプトはシリアス。展開にはどんでん返し有。第一話のプロットは
時点1バトル開始
時点2男の見せ場
時点3女の見せ場
時点4男の見せ場
時点5女の見せ場
時点6女の勝利
こうだ。冒頭800字なので実際に応募するのは『時点1バトル開始』の部分オンリーとなるだろうが、まあそれを考えるのも後だ。
んじゃあ~~いったん、
おめでとう。とでも言っておく。
これで一番最初の「ガワ」ができたわけだ。
ようやく中身に入れる。ここからが本番だぜ。
次に行く前に、そろそろ頭も慣れてきただろう。
ちと複雑な作業になるが、去年の逆噴射大賞で評価されていた作品群をざっと読んで来い。10分程度でな。
そして今度はそうだな……「求められる条件」についてでも模索しよう。
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