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雑記その17、「――ただ、今までより少し短く。少し纏まっていて、ほんのちょっとだけでも綺麗になるよう……」
書きたい。
俺はそう切実に思った………ッ!!
俺の最近の小説家ライフを振り返ってみよう。
長編を書こうとして途中で力尽き、
短編を書こうとしたら長編になって途中で力尽き、
ショートショート書こうとして気がついたら話が一話完結になってねえ! 長編になってやがる。なんだこれはッ! スタンド攻撃かッッ!?(動揺)
…………今までの自分の執筆作品たちの傾向から、恐るべき事実が浮かび上がってくる。もしかして、もしかしてだけど。まさか、
俺には長編を書く実力が無いのでは!?
なんと恐ろしい仮説だろうか……。
そんなこと考えたくもない。ありえないことだ。許されざることに違いない。ふっ、検討するだけ無価値な話よ。
しかし自身を過大評価することなく客観的に分析できる有能の極みたるこの俺様――すなわちビーバーの尻尾は、こんな荒唐無稽な仮説にも一応のチェックは行っておくのだ。
万一ということもあろうからなガハハ。(下卑た声)
どれ、とりあえず各作品の大まかなプロット=下書きくらいは書けているか、そんな初歩中の初歩からスタートするとしよう――。
~~幾許かの時間が過ぎる~~
――ば、馬鹿な……(憔悴)
今まで書いた全ての長編作品(当初は短編で始めたもの含む)、そのどれも…………結末が考えられていない……、だと…………(戦慄)
テーマすら考えられていないものまで……主人公の目的……困難さえ……一体俺はこの作品でなにがしたかったんだ…………なにも、なにも記録がない…………なにも…………。
あり得るのか……? 見切り発車した後運転手がアイマスクつけて寝ているようなこの状況が…………(思い付きで書いた展開の数々を見つつ)
…………。
………………。
……………………。
(タイマーはとっくに鳴っていた)
……書こう。
書きながら直そう。
そうだな、長編でも短編を意識した、フラクタル構造………
(完結させることの大切さが書いてある、こちら↑遊行剣禅さんの記事だ! 分かりやすいしためになるから読め!)
……いや、そこまでできなくてもいい。ただ――
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