合理的な状況の魅力の考え方ってなんだ
注意:作者が逆噴射大賞に取り組もうとする思考を垂れ流しているだけの文章です。エンターテインメント作品ではないです。面白さを求めてのクリック非推奨。
★★★
魅力とは(より厳密に言えば読者の日常からの)ギャップ。
では聞くが、『バトルの魅力』とは?
『バトルのギャップ』とはなんだ?
『バトル』は俺たちの日常から、
どういった要素をもって離れているのか(ギャップ)。
一つ、挙げてみろ。
……血、か。
悪くない答えだ。
まず日常じゃみないからな。読者が医者か殺人鬼じゃなけりゃ『血の出るバトル』は十分魅力的に映る可能性はあるだろう。
血液や出血、抽象化すれば『破壊』。
日常で破壊的活動を見慣れていない人間に『バトルの破壊的要素』は魅力的だ。
破壊的要素自体について具体的に考えを進めれば、
肉体の破壊と精神の破壊、
精神からの連想で喜怒哀楽で分けた破壊、
全く別の切り口でわけて救いを齎す破壊や絶望を齎す破壊。
その他にも5W1Hを使って無限に考えられるが……。
今回はわかりやすく人体の破壊でいいだろう。
そも、『バトルのギャップ』とは『テーマの魅力』だが、
今作ろうとしているギャップは『シチュエーション』のギャップであり、これはテーマと(直接的な)関係はない。
じゃあなんでこんな話をしたか?
9割はただの世間話。
1割は強いて言うならギャップにとらわれるあまりテーマの本質的な魅力を損なわないようにっつー釘刺だ。復唱しとけ。
では進めていこう。
前回は『シチュエーション』で一つギャップを考える……というところまでいったな。
で、お前のシチュエーションは現状
『夜の職場で商売敵同士がシリアスにバトルする』。
なわけだがこの中から適当にギャップを………あ?
どこから手をつけるべきか分かりにくい?
あ゛~~……お前さん、単語としてのバトルとテーマとしてのバトルがごっちゃになってるな。「バトル」を「戦闘」に変換しろ。
『夜の職場で商売敵同士がシリアスに戦闘する』
あとどの要素を変えてどの要素を変えないべきか悩んでいるな。
復習しよう。
状況は5W1Hで成り立つ。
今固定されている部分は「シリアス」How(どのように)、「戦闘」What(なにを)。よって残された可変部分が
Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、Why(なぜ)、
だ。これら4つの属性の中でギャップを作るのだ。まだ難しいか?
……そうか。
実際シチュエーションの組み合わせなんて無限にある。脳が追い付かないのも珍しくはない。特に今回のようにネタが無い状態から自力でそれを作成しようとするとどうしてもな。足がかりが無い。
ん、足がかりは『バトル』の『破壊』的要素ではなかったのかだって?
無論それを足掛かりにするのも悪くはない。
ただ、そこからスタートする理由も特にないだけだ。
作品のテーマの魅力は、シチュエーションの魅力とあまり関係がないからな……。
去年の大賞の作品を見ろ、あの冒頭をみるだけではミステリーかアクションか判別なんてつけられない。作品のテーマなんで見えてこない。たった400字だからな。当たり前だ。でも、それとは関係なく魅力的だ。
だからテーマの魅力はシチュエーションの魅力とは関係ない。
借りにお前が冒頭800字で『バトル』からのギャップを狙ってあえて外見的要素が弱弱しい爺婆や年端もいかぬ子ども同士を戦わせようと、あるいは『容姿』からのギャップを狙って幼女に大剣を持たせたり、貴族令嬢にメリケンサックを持たせたりしようと、どっちみちギャップには変わりない。
恋人同士が成り行きでバトルしてもいいし(関係性とバトルのギャップ)、武器を考えて弾丸対刀剣でバトルしてもいい(武器同士のギャップ(バトルとのギャップはむしろなし))。
『バトル』というテーマからのギャップは、シチュエーションのギャップを作ることができるが、別にテーマのギャップが無くてもシチュエーションのギャップは作ることができるということだ。
なまじイマジネーションが自由なために、無限のパターンにお前の頭はパンクしてしまっているわけだ。だからある程度適当に考えていかないと話が進まないんだが……。
適当、ができないんだよなお前はな……。アドリブ力が皆無というか……。
かといって技術が優れているわけでもない。
マニュアルが読めないマニュアル人間。
灰色に石化して死滅した脳細胞。
思考が固くて脆いんだよ。
結局今日は進展が無かったが、まあ問題を認識できたからよしとしよう。
カメの歩みでもいい。
後退しててもいい。
大切なのは、真実へ向かおうとする意志……ッ! なわけだからよ。
いい時間じゃないか、水分補給して寝ろ。
いいなと思ったら応援しよう!
