グレーの次はオレンジヘア?
インド産のハーブ ヘナで髪を染めると
白髪はオレンジ色となり、元々黒い髪の部分はそのままで染まることはない。
そのため、白髪まじりの黒髪の方なら
「オレンジ色/黒」の髪という色合い。
このオレンジ色を補正するのが「インディゴ」という草。
日本でいうところの「藍(あい)」
MADE IN INDIA インド製
通常、ヘナで髪を染めた後、インディゴで追い染めするために使用。
カジュアルウェアとして人気の高いジーンズは、かつて「インディゴ」で染められていた。
そもそも、ジーンズは、アメリカでのゴールドラッシュのムーブメントの際に
金塊を掘り起こすための「破れなくて丈夫な作業ズボン」という注文を受けた
リーバイス社の創設者リーバイ・ストラウス氏が、
1853年にテントに使われていた丈夫なキャンバス地をズボンに仕立てたことが発祥。
その後、ガラガラヘビが藍を嫌うという習性を活かし、デニムという藍染めされた生地を使うようになった。
今、市場に出回っているジーンズは、ほぼ合成のインディゴなので
色合いを楽しむ程度。
汚れが目立たないという利点では、
子育て世代の親御さん、わんぱく盛りのこども。
煤や排気ガスが付き物のバイク乗りには
役には立っているだろう。
藍染めされていたころのジーンズはプレミアムが付き、
高額となっているが、
そんな高価なジーンズを愛用する御仁に対しては、
「てやんでい、俺の頭もインディゴ染めだぜい」
と無駄に張り合うこともあったり、なかったり・・・。
白髪の状態でインディゴで染めると、やや薄い紫色。
オレンジと紫を合わせて、ようやく深緑になる。
オレンジ色は赤と黄色
紫色は青と赤
ヘナとインディゴの組み合わせは
黄色+赤+青
この状態で、「深緑/黒」の二色となる。
じっくり頭部を見ても、けっして黒くはならないが、
人さまの頭部など、ジロジロと見ることはないので、
ちょっと離れたところで
褐色がかった濃い緑色程度で良しとしている。
しかし、インディゴはヘナと比べて水で溶いてもボソボソしており、塗りすぎると髪がバサバサな仕上がりとなるので、いまだに扱いが難しい。
それでは、インディゴ抜きのヘナ染め髪のみの場合はどう見えるのだろう?
「オレンジ色/黒」のツートンカラーの有名人
の方が思い浮かべてみる。
女優の宮本信子さん
公式サイトより
伊丹十三(じゅうぞう)監督作品など出演作多数の大ベテラン。
歌手の八代亜紀さん
公式サイトより
http://yashiro.mirion.co.jp/index.html
子供のころ、アニメ「みつばちハッチ」のお母さんのモデルは
八代亜紀さんだと信じて疑わなかったっけ・・・。
宮本さんと八代さんでは
八代さんのほうが髪の色が単色に見えるので
白髪の割合が高い?
ほかには東京都知事の小池百合子さん
公式サイトより
私は愛知県民なので、特にいうことはない・・・。
オレンジというより褐色に見えるので
小池さんはインディゴで追い染めしていると思われる。
なかなかの顔ぶれ。
意外とそんなに変ではないかもしれない。
白髪染はいっさい辞めてしまうというグレーヘアも
認知度は高くなりつつあるものの、
身なりを整えたり、
こぎれいにするなど、さらなる努力や工夫は必要だろう。
スッピンで白髪でボサボサだと、
「抜け感」どころか、「手抜き」に見えそう?
ひとまず手持ちのインディゴを使い切ったところで
ヘナ染めのみにして、インディゴを休んでみようかと。
ヘナは髪のトリートメント、バイクのヘルメットの後のボリュームアップと
使えるし、素手で触れるほど優しい。まだまだお世話になるだろう。
2022年はグレーヘアの一歩手前「オレンジ/黒」の髪色で生きてみようかなと考えてみた。
今年のトレンドはオレンジヘアの人が増えてほしいという願いを込めて執筆。
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