出張パフォーマンスを快適に!地域・エリアの絞り込みマーケティング
全国各地からお呼ばれする、売れっ子として日々飛び回ってお仕事。
「旅行」と「仕事」が混ざったようで… 楽しげな感じがします。
しかし、アーティストがこのようなワークスタイルを、取り入れてしまうと、しばらくして、ストレスでいっぱいになる可能性があります。
⒈ 移動・出張の仕事で失っている3つのもの
どのような、“ 見えない落とし穴 ” があるか、というと、かんたんに3つ。
「移動時間」中は、何も生み出せない。
移動と荷物の運搬による、「肉体的な疲労」。
「旅行感覚」と「仕事」は両立しない。
①「移動時間」中は、何も生み出せない。
移動時間とは、「往復の時間」であり、現場での「拘束時間」も、ある種の無意味な時間となります。
移動が、片道「2時間半」の仕事なら、往復で「5時間」を使っているということです。
個人起業家・アーティストの場合、「家」が暮らしの場であり、仕事場でもある人が少なくないと思います。
「5時間」あれば、家にいれば「家事」も「仕事」も、「休むこと」も「創作活動」もできたのに、移動時間中、それは叶いません。
アーティストにとって、納得のいくクオリティーにできないままの仕事は、ストレスでしかありません。
「移動時間」がいかに貴重なものであるか?自覚する必要があります。
※ 20代前半、高速バスの移動時間中に、ノートパソコンでショーのための音楽を編集する、といったことをやっていたことがありますから、その苦労をよく知っています。
② 移動と荷物の運搬による、「肉体的な疲労」。
快適な移動方法(最低でも新幹線のグリーン車のような)でない場合、移動時間そのものが、疲労になってしまうことがあります。
極端な例だと、満員電車を乗り継ぎながら、スーツケースを転がして運搬する場合には、移動だけでムダな体力を使ってしまいます。
腰が痛くなったり、肩や腕が疲れてしまったり。
その痛みはしばらく続いて、生活にも、別の仕事のモチベーションにも、悪影響します。
体を休めるために、仕事を終えてから半日やる気がしない!ということであれば、その半日も含めて、「仕事している(時間)」ということになります。
冬の移動は寒く、夏場は、余計な汗をかいてしまうことだってあるわけで、仕事前にすでに、汗臭くなってしまったら…?
季節ごとに、快適な服装・衣装も変わります。
四季と調和したワークスタイル・プランニングについては、こちらでも触れています。
③「旅行感覚」と「仕事」は両立しない。
出張のお仕事は、どこか旅をしているような気持ちになるものですが、「旅行」が楽しいのは、『現実的なあれこれ』からとことん離れて、好きな人と行くからであって、「仕事のついでにできるから」ではありません。
仕事のための出張(遠出)は、意識が『仕事モード』ですから、地方へ行ったひとときやホテルステイを、心から味わうことはできないでしょう。
逆に、ぬるい仕事をしているがために「両立可能だ!」という人に、僕から助言できることは一切ありません。
「移動時間」は人生のコスト
ここでのひとつの結論は、仕事をしているような気になって(嬉しくなって)、無計画に飛び回るのは、コスパが悪いということです。
20代前半は、その損失に気づけないかもしれませんが、30代以降を意識した時、(女性ならなおのこと)未来を描きにくいワークスタイルになります。
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