久しぶりに心の風景
ここ数日間、激しく降ったり しとしと降ったりを 繰り返している。梅雨真っ盛りだから当たり前かもしれないが、いつもの梅雨と違ってじめじめ感が薄い気がするのは私だけか。
ボールペンスケッチを繰り返し描いている。そのほとんどは杉山地区市民館の図書室で1時間ほど、静かな広い空間で平日は殆ど私一人、土日には小学生や中学生が数人勉強をしに来ている。腰痛で長時間同じ姿勢を保つことができないのと目の霞みで長くても1時間半程度までしか描けない。それでもコツコツと描き進める楽しさは充分に感じられている。描いている間、絶えず雨の滴る音が静まり返った図書室の網戸越しに聞こえてくる。市民館の周りには雑木と竹林が広がっていて、雨がやんでしばらくするとコゲラかアカゲラか判らないがドラミングの音が聞こえてきたりもする。
そんな音を聴きながら、杉山町内のお気に入り風景と、そこから発想される空想の風景がスケッチブックに展開されていく。ポールペンで描くのはやっぱり難しい。それだけに描き甲斐もある。
最近のポールペンはペン先でもインクでも性能が良くなり、絵を描くのに向かない安定した均一な濃さがはっきりと出てしまうために百均で買ってきた安いポールペンを使って薄いカスレなどを表現するのだが、こういうボールペンはペン先にインクが玉になって紙を汚してしまうため、こまめにティッシュで拭き取らなければならないのが面倒で、いい気持になって描いているうちに拭き取るのを忘れてしまう失敗をどう誤魔化すかに四苦八苦する羽目になる。
こういうトラブルを繰り返しながら描き進めていく。これもまた一つの面白さだと思うことにする。
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